ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

片ヒザをついたエミネムにスーパーボウルが目をつむった。

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アメリカで2月13日に開催されたNFL(アメリカンフットボール)のチャンピオンを決める試合「スーパーボウル」ハーフタイムショーで、ラッパーのエミネムが片ひざをついた⬆。全米が注目するスーパーボウルのハーフタイムショーには、マイケルジャクソン、ポールマッカートニー、エアロスミス、マドンナ、ビヨンセ、レディー・ガガなどアメリカを代表するアーティストが出演してきたことで知られ、今年は全世界で2億2000万以上のアルバム&シングルを販売し史上最も売れたラッパーのエミネムが登場した。その彼が、パフォーマンスの最後に片ひざをつき、頭を垂れて「人種差別」への抗議の意志を示したのだ。NFLの試合で片ひざをついて初めて抗議したのは、2016年 コリン・キャパニック選手だが、この片ひざをつく抗議は、他のNFL選手もキャパニック氏に続いて行ってきた。NFL側は「NFLの選手たちは2016年から、制裁を受けることなく片ひざをついています。音楽の才能のある人たちが、異なる基準に縛られることはない」とニューヨークポストに回答、エミネムの片ひざをつく「人種差別抗議」に目をつむった格好だ。しかし、NFLは2018年に、選手が試合での国歌演奏中に座ったり片ひざをついたりするのを禁止する規則を導入、それから2年経った2020年にジョージ・フロイドさんが警察に殺害され、ブラック・ライブズ・マター運動が広がると「私たちNFLは、NFL選手たちの言葉に耳を傾けなかったことが間違っていたと認めます」と、リーグのこれまでの姿勢を謝罪、片ひざをつく「人種差別抗議」を容認するようになったのだ。全米が注目する大舞台「スーパーボウル」、エミネムが片ひざをついた姿は、全米に大きなインパクトを残したに違いない。