イギリスBBCが宇宙開発競争で「日本は勝者の仲間入り」をしたと報じた我が国の月面探査機「SLIM(スリム)」の月面着陸。この世紀の瞬間を撮影したのは、 探査機SLIMから放出された小型ロボットカメラ「SO(ソ)RA(ラ)―Q(キュー)」直径約8センチと手の平に乗るサイズの宇宙カメラ⬆だ。宇宙用に開発されたこのロボットカメラ、すでに27,500円で販売されていて一般の人でも購入できるのをご存知だろうか。この小型カメラを搭載した宇宙ロボットSORA-Qは、JAXA・ソニーグループ・同志社大学と玩具メーカータカラトミーが協力して開発したもので、タカラトミーでは、この「SORA-Q」を昨年9月からお店で「月面探査公式サポーター認定証」付で27,500円で販売している。SORA-Qは、直径約8cmの球形の状態で月面探査機SLIMに格納され、月面に放出されると自走して着陸した探査機SLIMを搭載カメラで撮影したが、同じことをスマートフォンのアプリで操縦し、走行させ目的物を遠隔で撮影することができる⬆。月面に行ったロボットを、自宅で、同じサイズ、同じ動きで楽しめるというのは、世界初の画期的なオモチャといえるだろう。ただし、宇宙用の月面を走行するように、砂場など外で遊びたくなるが、宇宙用と販売品では防塵性に違いがあり、故障の原因となる可能性があるため、土や砂の上で遊ぶのは厳禁である事をお忘れなく。