職種別の従事者数の追跡調査を実施しているアメリカ労働省労働統計局(BLS)が、アメリカ国内で近い将来に消滅すると思われる職業ランキングを発表している。日米では事情が異なるだろうが、参考のためにそのベスト10を見てみよう。第1位は鉄道保線員:鉄道設備のメンテナンスを行ったり、装置のゆるみなどがないかを監視したり、線路上の障害物の有無を確認したりといった仕事内容だが、こうした作業は自動化されるか、技術者が担当するかに変わりつつある。現に、保線員の数の減少率は78.6%と、アメリカ全体の職業のなかで最大だという。第2位は呼吸療法士:アメリカでは医師の指示のもと、呼吸療法士が人工呼吸器を設定して調整するが、その調整は呼吸器にAIを組み込めば人手が要らなくなるからだという。第3位は駐車場監視員:高性能の監視カメラの普及によってこの仕事に就く人の数は、大幅な減少が見込まれている。第4位はタイピスト:パソコン全盛の時代にまだアメリカでは存在しているのだろうか。第5位は時計修理士:スマホで時刻がわかる時代、当然といえるだろう。第6位は自動車の電子装置据付/修理工:ロボットで代用できる。第7位は 鋳型職人。第8位は鋳物職人。第9位はコンピューターオペレーター。第10位は電話オペレーターとなっている。我が国でも駅から改札係が居なくなったように、技術の進歩は、あらゆる仕事を無人化し、さらに加速させてゆくことは確実だ。あなたの職業は、まだ当分は人手が必要な職場ですか(笑)