ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

現代のリンドバーグだ!ドローンに乗って英海峡35Kmを横断。

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7月の「パリ祭」で、シャンゼリゼ大通りで行われた軍事パレードに空から舞い降りて一躍有名になったフライボード・エアー(人が乗れるドローン)の発案者ザパタ氏が今度はドーバー海峡の横断に成功した。フライボード・エアーは人が乗って飛行するドローンで、最高時速140㎞、5つのモーターが備えられ、旅客機と同じ航空燃料で動き、燃料は飛行する人が背負っているリュックサックの中に入っている。一回の飛行時間は10分が限度で、ドーバー海峡(35Km)を渡るためには20分かかるため、途中1回の給油が必要になる。最初の挑戦でザパタ氏は順調に離陸したものの、海上の給油船への着陸時に波がきて船が大幅に揺れたためバランスを崩し、着艦できずに海に落下し失敗に終わっていた。今回2度めのチャレンジでは飛行途中での給油にも成功し、ザパタ氏はヘリコプター3機に付き添われ、早朝の日光に照らされながらドーバー海峡を横断飛行(⬆上の写真)待ち構えていた見物客と報道陣が見守る中、景勝地であるセントマーガレット湾に無事着陸した。人が乗れるドローンの最大の欠点は航続距離が短いこと、途中で船からの給油を受けたとは言え、海峡の幅が35Km(東京駅ー横浜駅間28Kmより遠い距離)もあるドーバー海峡を一人乗りのドローンで横断した偉業は、92年前単独飛行で大西洋を横断したリンドバーグの冒険に匹敵する偉業と言えるだろう。空飛ぶ自家用ドローンが当たり前になる「近未来」、サバタ氏がそのトビラを初めて拓いたように思われる。