北京冬季五輪スキージャンプ混合団体で、スーツの規定違反で1本目の記録が取り消された高梨沙羅(25)の問題。スーツの規定違反の判定について関係者の話によると、ジャンプ後にランダムに行われる検査で、高梨選手の違反が判明したといい、両太もも部分が規定よりも2センチ大きかったとしている。マスコミ報道で「測り方の問題」や「検査方法を変えるべきだ」といった批判が多く出ている中で、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が、フジテレビの「ワイドナショー」でこの問題の核心をついた鋭い発言を行った。「後から言われたルールは守りようがない。人の人生、何やと思うとんねん。M―1で優勝したのにネクタイしてなかったから駄目(という感じ)」と憤ったのだ。言われてみれば、ジャンプの直前にスーツを測定する方法なら、誰もが納得できたのに、飛んだ後になって「規定違反」を指摘するのは松本人志が指摘したように「後出しジャンケン」と同じ卑怯な方法であるに違いない。 松本はさらに「明日はわが身というわけじゃないですけど、(あとから言われたルールは守りようがないと)みんなで抗議したらどうですか」と提案した。さすがお笑い界の大御所、みんなが「腑に落ちる」鋭い指摘だったと想いませんか。