ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

三振しても自分の信じた「ストライク」を打つ、本塁打王大谷翔平。

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メジャー本塁打王争いで独走態勢に入った大谷翔平選手。ひとつ気になるのは空振りや三振が多い点だろう。メジャー1年目の三振数は102打席、2年目は110打席、コロナ禍の3年目は別にして4年目の今年はシリーズ前半ですでに94打席が三振という結果なのだ。それなのに、ホームラン数ではメジャーリーグトップという好成績。三振について、大谷選手本人が今季2度目の週間MVP受賞のあとにこんな風に語っている。「打撃も投球もやっぱりむきにならずに、打撃は特にですけど、ストライクを打つというシンプルな状態を維持できれば。必ず良い成績が残るかなと思っているので。どんな状況でも冷静にボールは見逃して、ストライクを打つというシンプルな考えでいければいいかなと思っています」。つまり、大谷選手独特の「選球眼」で、ボール球は見逃しストライクを打つという単純な考えに徹してホームランを量産しているという訳なのだ。3年前、三振が多い点について質問された大谷選手は「ボール気味の球が何回来て何回ストライクか分からないですけど、審判にストライクと何回取られても振らない、見逃すと思います。審判がストライクといえばストライクですけど、自分の目を信じていいかなと思います」と語っている。三振を恐れず「自分の目を信じる」この独特の「選球眼」が、大谷選手をホームランキングへの道を歩ませている。まさにアッパレと言えるだろう。