iPhoneの価格が、2020年11月発売の「iPhone12」以降の3年間、アメリカでの販売価格が799ドルのまま据え置かれているのに対して、「iPhone12」は8万5,500円、「iPhone13」が9万8800円、「iPhone14」が11万9800円、最新の機種「iPhone15」は12万4,800円と、この3年間で1.46倍もの値上げになっている。この急激な日本での値上りの原因は、iPhone出荷時の為替レートにある。「iPhone12」が発売された2020年11月は1ドル=104.40円なのに対し、「iPhone15」が発売された今年2023年9月は1ドル=147.03円(9月12日の終値)と、1.41倍に達しているからだ。このことから、値上がりの原因は、ほぼ、為替相場が円安ドル高になった影響であることが一目瞭然だ。この3年間販売価格が変わらない米国iPhoneからしてみれば、日本でのiPhoneの価格がこの3年間に急激に値上がりしたのは「日本の勝手な事情でしょ」ということになる。SNSでは、この日米のiPhone価格差について、「アメリカ人は3日働けばiphoneが買えるが日本人は9日働かないといけない」「日本の若者はiphoneじゃないと死ぬ病だからもっと値上げしても売れるぞ」「アメリカの車工事の作業者で時給150ドルだっけ?6時間分の給料で買えてしまうんだなぁ」「ラーメン一杯3000円、歯の治療に十数万が当たり前の国と日本を単純比較してる時点でもうおかしいんよ。これこそ目先の数字でしか物事を判断できないバカ」「日本のiPhoneは世界でも安い方なんだから文句言うなよ」。どうやら、日本の若者はiPhone値上げをそれほど気にしてない様子だ(笑)