ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界中が知らん顔、コロナ給付金、日本が世界一。

f:id:gunjix:20201029100532j:plain

米コロンビア大学経済学部のセイハン・エルジン教授が、世界166カ国の「コロナ経済支援対応」について調査した⬆。結果、最も積極的な対応を行ったのが日本政府が打ち出した国内総生産(GDP)の約20%にあたる108兆円規模の政策パッケージだった( ⬆上のグラフでマルタが日本を上回ったのは、欧州連合の基金からの供与で自国のGDP対比ではない)。アメリカはGDPの約14%、オーストラリアは同11%、カナダは同8.4%、イギリスは同5%に過ぎなかった。エルジン教授によれば、ダイレクトペイメント(現金による直接支援)でも日本がダントツの世界一だった。米国の現金給付額は、全国民へ支給した日本とは違い年収7万5000ドル以上の世帯は減額、9万9000ドルを超えると支給されず、もらえない人・減額された人、大人・子どもの割合も踏まえて、国民一人あたりの平均支給額を出すと、一人あたりは650ドル(約7万円)程度だった。お隣り韓国では、世帯人数に応じて、現金給付がなされ、1人当たりにすれば、わずか2万1500円~3万4000円であり、なおかつ、所得上位3割の人には不支給なのだ。シンガポールは、最大7万2000円の現金支給、イタリアは、月600ユーロ(7万3200円)の休業補償だが、申請するところがパンクしており、支払えていない。イギリスでは無給となってしまった人のみ、最大32万円の支給がされるといった現状だ。貧しい人もお金持ちも子供にも分け隔てなく1人につき10万円、4人家族で1世帯あたり40万円の現金を支払ったニッポン。「日本はすでに世界の経済大国ではない」と侮蔑してきた国々は、自国の現金給付と比べてコロナ給付金額世界一のニッポンに「知らん顔」するしかないようだ(笑)