ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本がAppleを追い抜く、スティーブ・ジョブスの予想大ハズレ。

スマホの生みの親でアップル創業者のスティーブ・ジョブスは、日本のメーカーSONYを一貫してリスペクトしていた。ジョブスが初代Macに搭載にしたのはソニーの3.5インチフロッピーだったし、他社の真似をすることが大嫌いなことで知られていた彼が、iPodの発売の際「これは21世紀のWALKMAN(SONY製品)だ」と周囲に自慢した話は あまりにも有名だ。1983年ペプシコーラの社長だったのをジョブスに引き抜かれアップルのCEOになったジョン・スカリーは、アップルに引き抜かれた頃にジョブスが太いマジックで描いた図⬆を受け取ったという  。この図は、ジョブスがコンピューター業界の未来を予測して描いたものだ⬆。これを見ると、右側に'83〜'86と年号が記され、'85年と記された中央部分にIBMと🍎マークが肩を並べている。つまり'85年にはアップル社がIBMと肩を並べるまでに成長しているという予想図だ。しかし、この図で一番の注目は図の左'86年の位置に日の丸マークが描かれている点だ。ジョブスの予想では、アップルやIBMを抑え'86年には日本の企業(SONY?)がトップに台頭してくる筈だった。このジョブスが描いたIT業界の未来予測図、40年後の現在、我が国のIT企業で世界を席巻するメーカーなぞ1社も存在してない、技術立国で日本企業が世界を制覇したのは今や昔、日本の高度な技術に心酔していたスティーブ・ジョブスの未来予想は、残念ながら大ハズレとなったのだ。