ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

カメラが捕らえた!井上尚弥が無敗フルトンを倒した一撃。

21戦無敗を誇り一度もダウンしたことのないWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトンに挑戦し、見事に倒してみせたモンスター井上尚弥。フルトンを倒した右ストレートがフルトンのアゴに命中した決定的な瞬間⬆を捕らえたのはボクシングカメラマン福田直樹氏、リング下で3R井上選手のハードパンチで鼻血を出したフルトンの血しぶきを浴びながらシャッターチャンスを待っていたという。デフェンスでも一流のスキルを持つフルトンは井上選手の強打を警戒し「間合い」をとる作戦で、致命的なダメージを回避しながら7R迄を乗り切った。しかし、8Rに入って井上選手は単発のジャブを打って引くパターンを何度か繰り返したあと、いきなり左のボディストレートを打ってグッと強めに前へ踏み込んだ。福田氏は「これは何かある」と直感的に連写した瞬間に、あの右ストレートがフルトン選手のアゴを打ち抜いたという⬆。試合後にフルトンはいきなり打たれたボディは「見えなかった」と言い、不意を突かれたフルトンは鉄壁だったガードを下げてしまい強烈な右ストレートを喰らってしまったのだ。一瞬のスキを突いて「間合い」を詰め井上尚弥が放った強烈な右ストレート、無敗の王者フルトンが人生で初めて味わったダウンシーンだった。