ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ギブミー、ワンモア、プリーズ!」前田健太、勝利に吠える。

右肘のトミー・ジョン手術を受けて昨シーズンを棒に振ったツインズの前田健太投手、今シーズン2カ月ぶり5試合目となるタイガース戦に先発して5回3安打無失点8奪三振と好投し,2021年8月14日のレイズ戦以来、678日ぶりの勝利を飾った。3-0とツインズリードの五回、2死一、二塁と突然ピンチを招いてしまった前田に投手交代を告げにきた監督代行のティングラー・ベンチコーチの胸を突き、前田は「ノー!ギブミー、ワンモア、プリーズ!」(あと1人投げさせてくれ)」と英語で強く訴えた。この時点で79球。中継ぎ投手が左中間のブルペンから入場するドアが開き、2番手投手のモランはマウンドに向かいかけていた。前田の熱意と執念がコーチに通じ異例の続投が決まると次打者マッキンストリーを空振り三振に仕留め、勝利投手の権利が生じた五回を投げきった前田健太は、マウンド上で渾身(こんしん)のガッツポーズを炸裂(さくれつ)させた⬆。勝利投手のインタビューで、前田投手は「(あの場面で)普段はそんなことしないんですけど、何としても勝ちたい思いがあったので強く意見をいわせてもらいました。仲間も交代を〝反対〟してくれました」と語り、さらに「この瞬間のために頑張ってきた。リハビリ期間とか、勝てない時期とか、全てが報われた」と勝利の味を噛み締めた。678日ぶりのウイニングボール。マエケンの完全復活が期待できそうだ。