ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「1球で仕留める」打撃哲学の吉田正尚、打率メジャー3位。

レッドソックスの吉田正尚選手がツインズ戦に「4番・レフト」で先発出場。8回の5打席目に放った特大8号2ランを含めて、5打数3安打3打点の猛打で10-4の勝利に貢献した。打率は308となりア・リーグ3位にランクされる好調な打撃をキープしている。平均身長188cmのメジャーの打者に比べて10cm以上も小柄な身長173cmの吉田選手の打撃パワーはどうやって生まれるのかと尋ねられると、吉田選手は「大きい体でやったことがないので何とも言えませんけど、自分はスイングスピードを上げて、無駄な力をはぶいて、インパクトの瞬間に全部の力をバットに預ける、ということは意識しています」と過去に語っている。さらに、「いい当たりでも、捕られたらアウトですから。だから結果だけを見て一喜一憂していると長いシーズンの中で壁にぶつかりやすいと思う。そういう意味では、スイングを基準にして、しっかりと自分が納得のいくスイングで、ボールに対してアプローチができていたか、というようなところを求めるようにしています」と語った。コンタクト力に優れ、選球眼が良く、三振が驚異的に少ない吉田選手、スーパースター大谷翔平選手の三振率25%に対して吉田選手の三振率はわずか8%だ。吉田選手の打撃哲学は「1球で仕留める」、その研ぎ澄まされた「選球眼」でイチロー選手以来のメジャー打率トップの座も見えてきそうだ。