ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

高校野球やっと「文明開化」、ボウズ頭の強制が26・4%に。

日本高校野球連盟が、加盟3818校を対象に5年に1度行っている「野球部員の髪型」実態調査の結果を発表した。3788校が回答し、部員の髪形を「ボウズ頭」と決めているのは1000校で、5年前の前回調査から2000校以上減り、約4分の3の加盟校は部員に「ボウズ頭」を求めず、スポーツ刈りや長髪を認めるなど、高校球児の髪形の「自由化」が進んでいるという。具体的には「ボウズ頭」が26・4%(1000校)、「スポーツ刈りも可」が14%(532校)、「特に取り決めず、長髪も可」が59・3%(2246校)と回答。2018年度の前回調査では76・8%(3025校)が「ボウズ頭」と回答し、「長髪も可」としたのはわずか14・2%(559校)だったのに比べると高校野球部にやっと「文明開化」の波が訪れたと言えるだろう。そもそも、高校野球の選手は「ボウズ頭」と言う暗黙のルールはどこから始まったのか。チョンマゲの時代が去った明治時代にバリカンが輸入され「ボウズ頭」が庶民にも普及した。大正時代に入ると学校教育の場でも「ボウズ頭」が奨励され、大正4年1915年の第1回全国中等学校優勝野球大会に参加した選手も当然全員が「ボウズ頭」だった。それから1世紀以上にわたって守られ続けてきた「ボウズ頭」での甲子園でのプレー、ようやく教育現場がアナクロニズム(時代錯誤)に気付いたようだ(笑)