ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ジャングルで40日、弟3人の命を守った13歳長女の知恵。

南米コロンビアで5月1日に軽飛行機がジャングルに墜落し、乗っていた4人の子どもたちの母親とパイロット2人が死亡した。救出に向かった兵士たちが現場に到着すると13歳、9歳、4歳、1歳の兄弟4人の姿はそこに無かった。助けを求めるために熱帯雨林のジャングルに分け入ったと思われた。先住民ホイトト族の父親は、13歳の長女が密林の中で生きるすべを身につけているはずだから「子供たちは絶対に生きている」と語り、祖母のバレンシアさんは「4人兄弟の長女は母親が仕事に行っている間、他の3人の世話をすることに慣れていて、彼女は小麦粉やキャッサバのパン、藪の中の果物なら何でも弟たちに与えられる。彼女は何を食べなければならないかを知っている」と語った。大規模な捜索が始まり、5月末には救助隊が子どもの水瓶、ハサミ、ヘアゴム、仮設シェルターなど、子どもたちが残した物品を回収。小さな足跡も発見され、捜索チームはジャガーやヘビなどの捕食動物が生息する熱帯雨林で子供たちがまだ生きていると確信した。そして墜落事故から40日後の6月9日ジャングルで数週間を自力で生き延びた4人の子供たちが、遂に発見されたのだ。9歳、4歳、1歳の幼い弟たちの命を守った13歳の長女(⬆上写真中央)が身につけていた「ジャングルで生き延びる知恵」が、これだけの「奇跡」を生んだと言えるだろう。