ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

小澤征爾の女性版、ベルリン・フィルを指揮した沖澤のどか。

先日、NHKBSでベルリン・フィルを指揮する日本人女性指揮者沖澤のどかさん⬆を見て驚いた。ドイツの大統領官邸で催されたウクライナとの連帯を示すためのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏会で指揮したのは日本人女性指揮者沖澤のどかさん(35)だ。彼女は青森県出身で東京藝術大学音楽学部指揮科を卒業、2019年あの小澤征爾氏と同じ指揮者の登竜門であるブザンソン国際指揮者コンクールで優勝している。彼女の指揮は「体軸が全くブレず、動きにムダがない指揮で、奏者が落ち着いて音楽に没頭できる」と世界が注目。日本人がベルリン・フィルを指揮するのは15人目で、2011年の佐渡裕さん以来となるが、女性指揮者としては初めてだ。彼女は指揮者である自分について「奥が深くて、長く取り組めるところが魅力で、自分の生き様が出る職業だと思うんです。指揮者っていう職業を考えたとき、50年後どういう人間になっているかが直結すると思うと、とても魅力的に感じます。一生かけてやる価値があると思います」そして「指揮者の大事な仕事であるテンポ。今は、自分のイメージするテンポにならないことのほうがまだ多いんです。それが実現できた時、音楽が自然に流れた時に 自分の成長を感じられると思います」と語っている。来年4月から京都市交響楽団の第14代常任指揮者に就任予定の沖澤のどかさん。第二の小澤征爾を目指して、世界で活躍する女性指揮者になって欲しいものだ。