ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

聞いた人が次々に自殺した、ダミアが歌う「暗い日曜日」。

「耐えられなくなったら日曜日に死ぬわ 戻ってきて欲しい でももう行かなきゃ
ろうそくの火は希望のように熱く燃え あなたを思うわたしの目は大きく見開き あなたに会える喜びに恐れも消える 命よりも大切だったあなたに会いたい 暗い日曜日」。ハンガリーの作曲家シェレッシュ・レジェー(⬆上写真左)が作曲し、1936年にフランスのシャンソン歌手ダミア(⬆上写真右)が 黒づくめの衣装を着て歌い世界的なヒット曲となった『暗い日曜日』。この歌が発表されると次々に自殺者が現れる。ハンガリー・ブダペストの靴職人が自殺した遺書にこの歌の歌詞が書き込まれていたのを皮切りに、音楽酒場で「暗い日曜日」が演奏されると突然2人の客がその場で拳銃自殺。さらに、14歳の女の子がこの歌のレコード盤を抱きしめてドナウ川に入水自殺、ドイツ・ベルリンではレコード盤を足元において若い女性が首吊り自殺、ニューヨークでガス自殺した女性は葬式でこの曲を流すよう遺書の中でリクエスト、ローマでは、浮浪者がこの歌を口ずさんでいるとこれを聞いた少年がフラフラと川に飛び込み水死した。「暗い日曜日」を聞いて自殺した人の数は世界中で数百人(最も多いハンガリーは157人)に上った。こうした事態を受けてハンガリー、イギリス、アメリカでは「暗い日曜日」が次々に放送禁止となった。しかし、自殺騒動はこれで終わりではなかった。1968年1月11日、「暗い日曜日」を作曲したシェレッシュ・レジェーが自宅アパートから飛び降り自殺したのだ。自殺直前の「日曜日」は、彼の69歳の誕生日だった。怖いもの見たさのあなた、ダミアが歌う「暗い日曜日」をYouTubeでぜひご覧あれ(笑)