ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

安倍氏暗殺、一発目発砲から二発目打つ迄 SPは何してた?

警視庁のSP(セキュリティポリス)は、身長175cm以上、柔道3段以上、射撃上級という屈強な男達の集団だ。万が一、政府要人が暴漢に襲われた場合には、SPは要人の「動く壁」となり、事あらば上着の下に隠した15連発の拳銃ベレッタで暴漢に立ち向かう。彼らは、要人警護のために必要とされる知識に加え、卓越した身体能力も要求されるため、日頃から厳しい訓練を行っている警視庁きってのエリート集団だ。今回起きた安倍元首相の至近距離からの銃殺事件では、SPの警備の甘さについて批判の声が挙がっている。とりわけ「一発目発砲した後、 二発目打つ迄 SPは何してた?」というツィートはまさにSPの今回の警護の緩慢さを鋭く突いている言葉だろう。安倍氏の立会演説会に配備されていたSPの人数を公表することを拒否している警視庁だが、安倍氏を警護するSPは30人と推定される。暗殺犯山上徹也が1発目を発泡した瞬間、安倍氏は一瞬、音がした方向を振りむくようなそぶりを見せ、安倍氏の方向に向かって白い煙がたなびく、その数秒後にさらに山上は2発目を発泡し、これが安倍氏に致命傷を与えたのだ。日頃から暴漢に対する瞬時の対応を訓練していたはずのSP30名は、一発目の発砲のあと安倍氏の壁にもならず、2発目を打つ前に暗殺犯山上に飛びかかろうともしなかった。今回の暗殺事件、エリート集団「警視庁SP」の「怠惰な警護」の責任を取らせるべきだろう。