ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

朗報!人が体温調節できる気温の限界は「30℃」と判明。

人間が十分な体温調節を行える 「湿球温度=(水分が蒸発する時に奪われる熱と下がった分だけ周囲から補給される熱が等しくなる温度)は、これまで気温35℃だというのが定説だったが、米国ペンシルバニア大学の研究チームが、このほど18~24歳の参加者24人を集めて体温を測定しながら運動をしてもらい「湿球温度」の実証実験を行った。実験ではまず、参加者の体の中の温度変化が正確に分かるように、小さなカプセルに入れた無線体温測定装置を飲んでもらい、実験参加者は温度と湿度をコントロールできる特殊な部屋の中に入り、そこで軽くフィットネスバイクをこいだりウォーキングマシンでゆっくり歩いたりと、軽度の運動をそれぞれ行った⬆。研究チームは、室内の温度と湿度を徐々に上げつつ参加者らに運動をしてもらい、その中で計測された体温データを分析したところ、一定の体温が保てる「限界湿球温度」が、定説だった35℃だった参加者はなんとゼロ。「限界湿球温度」は高温乾燥環境では25~28℃、温暖湿潤環境では30~31℃で、いずれも35℃よりも低い気温であることが、この実証実験で判明した。猛暑続きの昨今、体温調節が上手く出来ずに起きる「熱中症」の危険温度は、30℃と覚えておくことが賢明だと思われる。