ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

猛暑の毎日、エアコンを発明したこの人に感謝しよう。

35℃を超える猛暑の日々、もはやエアコンなしで生活することは考えられない。エアコンのある現代に生まれたことを神に感謝… いや、発明した人に感謝したいと思いませんか。意外に知られていない夏に重宝するエアコン(air conditioning)を発明した天才とは、一体誰なのか?今から120年前の1902年、換気システムの開発を手がける会社の26歳の若きエンジニアだったウィリス・キャリア(⬆上図中央の人物)は、印刷工場から「工場内の除湿ができる機械を作ってほしい」と依頼を受け、ベルト駆動の除湿システムを開発した。機械が工場内の熱い空気を吸い込み、チリやホコリを取り除くフィルターに通しながら、水のスプレー(噴霧器)をかけ、処理された空気は、化学物質(冷媒)の入ったコイルパイプに通され、空気中の水分を飛ばして湿度を下げた空気を工場内に送り出す、という仕組みだった。「除湿」を目的に開発した装置だったが、この機械を工場内に設置すると面白いことが起こった。お昼休みになると、工員たちがこぞって機械の近くに集まるようになったのだ。つまり、除湿された空気は冷却されているため、ヒンヤリした空気が工員たちにとって蒸し暑い肌に心地よかったのだ。 開発者のキャリアは、この光景を見て「除湿をすれば空気も冷やせる」と合点、世界初のエアコン(冷房機)が誕生した瞬間だった。キャリアは、やがて会社を辞め「キャリア・グローバル・コーポレーションというエアコンを販売する会社を設立、現在でも世界150カ国以上で販売を行っているという。