ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ウクライナ軍がロシアに善戦してるのはウーバーを真似たから

ロシアによるウクライナ侵攻が開始されてからすでに3ヶ月。短時間のうちに首都キエフは陥落するというロシア側の予測は大外れしている。キエフは未だに陥落せず、ロシア国境に近いハリコフもウクライナは保持している。逆にロシア軍は多数の兵士が死傷し、将官にも戦死者が出るなど苦戦が続いている。ロシア軍の苦戦の理由は、ウクライナ軍がカーシェアリング会社ウーバー(ウーバーイーツの親会社)の顧客と車をつなぐ技術を使っているからだ。この攻撃戦法は、「GPS Arta」と呼ばれるプログラム(⬆上図参照)で、距離測定器や偵察用ドローン、スマートフォン、GPS(衛星測位システム)、北大西洋条約機構(NATO)のレーダーなどから得られた情報を総動員し、敵の位置を確認した上で周辺の野砲やミサイル、戦闘用ドローンなど各種の兵器の中で最も適切な攻撃手段を選択するものだ。英国「タイムズ」紙の報道では「通常は軍が目標を識別し、攻撃を開始するまで20分ほどかかるが、GPS Artaを使えばこれが1〜2分で十分。ターゲットさえ確認すれば、非常に迅速かつ効率的に集中砲撃を浴びせることができる」と言う。 GPS Artaがあれば、様々な位置に兵器を分散配備してあらゆる方向と距離から敵を攻撃できる。ウクライナ軍が「ウーバー戦略」と呼ぶGPS Artaのプログラムを開発したウラジミール氏は「この戦争でロシア軍が身を隠せる場所はない。我々は彼らをどこでも、あるいはロシア国内においても探し出すことができる」と述べている。ロシア軍の不利な戦況はさらに続きそうだ。