ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

太平洋戦争、日本海軍「暗号」、なぜ米軍にツツ抜けだったか。

太平洋戦争で日本海軍が米軍に惨敗した理由の第一は、日本海軍が発した「暗号」による戦略情報が、ことごとく米軍側に解読されていたことが原因だった。日米開戦から半年後のミッドウェイ海戦で、日本海軍が投入した空母4隻とその艦載機約290機の全て、および兵士3,057名を失ったのも、日本海軍の「暗号」を解読した米軍の「待ち伏せ攻撃」による大敗だった。さらに翌年には「ハワイ真珠湾攻撃」を立案した山本五十六連合艦隊司令長官の前線視察を「暗号」解読で知った米軍は、報復目的で山本長官の乗った戦闘機を待ち伏せし撃墜した。日本海軍の「暗号」が米軍に解読された原因は、真珠湾攻撃の際、フォード島に墜落し引き揚げられた日本海軍の艦上攻撃機の電信席から,半焼けの海軍呼出し符号表が発見され、さらにはオーストラリアのポートダーウィン沖で伊号 124 潜水艦が沈没,艦内から暗号書と乱数表多数が発見され,米軍に回収されていたためだった。ミッドウェー海戦の直後、米国の新聞 「シカゴトリビューン」 が一面トップで「米海軍は日本軍の攻撃を事前に察知」 と云う見出しで、この事実を掲載、ラジオのニュースも二度にわたって、事前察知したことを放送した。 これによって、暗号が解読されていることに容易に気づくことができたはずなのに、 日本海軍はそのニュース情報さえまったく入手できないまま、「暗号」を変更しようともしなかったのだ。