ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ジョンレノン「イマジン」、オノヨーコは作詞したのか。

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ビートルズ解散後、ジョンレノンのソロ作品の中で最も有名な曲「イマジン」。NY同時多発テロ9.11の追悼曲になったり、2022年東京オリンピック開会式でも流された名曲だ。ジョン・レノンは、曲が完成すると「やっとポール・マッカートニーが作曲した『イエスタデイ』みたいないい曲ができた」と喜んだと言う。ところで、「イマジン」の作詞はジョンの妻である日本人オノヨーコが協力して完成したという話は本当なのだろうか。この事について生前のジョン・レノンがBBCのインタビューでこんな風に語っている。「実はImagineは、レノン/オノと表記されるべきだった。歌詞やコンセプトの大部分はヨーコから来ていたからだ。あの頃の自分は今よりちょっと自己中心的で、ちょっと男らしさを履き違えてたから、彼女の貢献についてあえて言及しなかった。でも彼女の詩集『グレープフルーツ』からまるまる着想を得ていた。“Imagine this”(これを想像してごらん)、“Imagine that”(あれを想像してごらん)って彼女の詩集には至る所にImagineという言葉が出てくるからね」とジョンは妻ヨーコの詩から「イマジン」の着想を得た事を認めたのだ。そして、この曲が誕生してから46年後の2017年、全米音楽出版社協会(NMPA)は、「イマジン」を“世紀の歌”として表彰し、妻であるオノ・ヨーコが共作者としてクレジット(著作表記)されることを公式に発表した。この表彰式に出席していたオノヨーコは、「イマジン」のジョン・レノンの共作者として今後クレジットされる事を会場で突然知らされ、思わず涙ぐんだという。