TVコメンテーターのデーブ・スペクター氏が、3月6日付の英デイリー・ミラー紙が、食事を終えたマドンナがお店を出るところを撮影した写真 ⬆について、「マドンナはきれいに老いていくタイミングを失ったように思う」とコメントした。たしかに、マドンナは、スーパースターでありながら、度々メディアの前に 老いた自分のスッピンを平気でさらしているのはなぜなのか。女性のエンタテイナーとして40年にわたってキャリアを積んできた彼女らしい反骨精神の現れなのだろうか。性差別や女性蔑視に厳しい意見を持つマドンナは、8年前のインタビューでこう語っている。「あなたが男の子ならルールはない。でも女の子にはルールがある。 もし女の子なら、あなたはゲームをしなくてはならない。美人でキュートでセクシーにはなれる。でも賢く振舞ってはいけない。現状に合わない意見も持ってはいけない。男にモノとして見なされ、ふしだらな女性のように装うことはできる。でも自分らしい『ふしだらさ』を持つことは許されない。そして絶対に、絶対に自分の性的な幻想を世界とシェアすることは許されない。女は年を取ってもいけない。なぜなら年齢は罪だからよ」。彼女が言う歳をとるという「自分らしいふしだらさ」を堂々と人前に晒してみせるマドンナ63歳、その反骨精神は未だに健在だ。