ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

雪の中で温泉につかるサルは、なぜ「湯冷め」しないのか?

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長野県にある「地獄谷野猿公苑」で、冬場、雪景色の中で温泉につかるサルたちの姿⬆が、世界的にも有名だ。この風景を見ていて、気になるのは、温泉で温まったサルの「その後」についてだ。サルたちが、湯上がりにタオルで体を拭くとは思えず、雪が降りしきる中で人間ならすぐに湯冷めしてしまいそうだが、サルたちは「湯冷め」しないのだろうかとふと心配になってくる。「地獄谷野猿公苑」の原苑長の説明によると「ヒトは、皮膚の汗腺から汗を出し、その気化熱で体温を調整しています。湯上がりに必要以上に熱を放出してしまうと、体温が急激に下がり、『湯冷め』してしまいます。しかし、サルたちは全身を毛で覆われているため、汗腺が人間よりも少なく、主に毛の生えていない手のひら等にしかありません。汗をあまりかかないため、急激な温度変化が起こりくく、「湯冷め」をしないのです。さらに、サルの体毛は非常に密に生えているため、湯につかった程度では、皮膚まで完全にぬれてしまうことはあまりありません。そのため、お湯から出た後に体をブルブルと振るわせれば、大まかな水分は、はじき飛ばすことができます」と雪の降る氷点下でもサルたちが「湯冷め」しない理由について語っている。また、本来水に浸かるのを嫌うサルたちが温泉に入るのは寒い冬の季節だけで夏場に温泉にはいるサルは居ないのだとか。雪の温泉に入るサルについてのウンチク、ホッコリしましたか(笑)