ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

マグロ初競り、一番競り不参加のすしざんまい社長の心算。

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新春恒例のマグロの「初競り」が行われ、1本211キロの青森県・大間産のクロマグロが、最高値の1688万円で競り落とされた。「一番マグロ」は、毎年、高額で落札されることで話題となり、2019年には過去最高の3億3360万円の値が付き、翌2020年は1億9320円だった。しかし、2021年の落札額は2084万円と大幅に下落し、ことしはさらに昨年より396万円低くなった。2年前まで一番マグロを億単位の金額でセリ落してきた築地の「すしざんまい」社長⬆は、今回は“二番マグロ”で1038万円の落札額だった。すしざんまいは昨年から一番マグロの競りには参加しない方針を打ち出しているが、その突然の方針変更の理由は何なのか。大きな話題を集めてきたマグロの一番競りで採算を度外視した億単位での落札金額は、販売経費としてみなされ営業利益が圧迫されるため「節税対策」の手法という見方もあったが、「すしざんまい」の本当のねらいは全国に流される多くのマスメディアのニュース報道を通じて「すしざんまい」の知名度が上げられるコスパの良い「広告宣伝費」という考え方だったに違いない。ちなみに、2012年〜2020年までの9年間の一番競りを採算度外視で落札してきた結果「すしざんまい」の名は、あなたの記憶にもしっかりと刷り込まれているはず。「すしざんまい」の社長が、すっかり有名になった今、採算を度外視したマグロ初競りを卒業する「潮時」と考えたのは、ごく自然な事と思われる(笑)