ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「男は仕事、女は家事」、男女とも76%の人はそう思ってる。

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 内閣府が、性別に基づく無意識の思い込み「ジェンダー・バイアス」について初めて調査を実施したところ、回答者の76.3%が、思い込みが「ある」と回答したことが分かった。家庭や職場で「家事は女性」「男性は仕事で家庭を支える」といった固定観念が男女双方に強く残っていることが明らかになった。調査は性別による役割や思い込みに関する36項目について尋ねている。男女とも、1位は「女性には女性らしい感性がある」(男性51.6%、女性47.7%)、2位は「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」(男性50.3%、女性47.1%)だった。この他、「育児期間中の女性は重要な仕事を担当すべきでない」(男性31.8%、女性30.7%)、「組織のリーダーは男性の方が向いている」(男性25.7%、女性22.4%)などが上位を占めた。この調査は今年の8月13~18日、モニター登録した20~60代の男女を対象に実施し、1万330人から回答を得た結果なのだが、そもそも我が国の学校教育そのものがジェンダーバイアス(性的偏見)を行っている実状がその原因だと思われる。2年前の調査で学校現場で女性の校長はわずか16.4%しかいないし、中学校の生徒会では女子の生徒会長はわずか11.1%だ。「男性・女性などの性差をなくしていこう」という考え方がジェンダーレスだが、「性別による役割分担などの固定概念にとらわれず、誰もが平等で公平に行動できるようにしよう」というジェンダーフリーこそが我が国の教育現場に、必要なことと思われる。