南アフリカで新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染者を最初に発見した医師が、英メディアの取材に応じ、これまでの新型コロナ患者とは異なり、「極度の疲労を訴える」患者を診察して新たな変異株の可能性を疑ったと証言した。オミクロン株の第一発見者となったのは、南ア医師会のアンジェリク・クッツェー会長⬆で、これまでに診察した二十数人のオミクロン株患者の約半数はワクチンを接種済みだったという。クッツェー医師は、「オミクロン感染者の症状は、これまでのところ軽く自宅療養が可能でパニックを起こす理由は無い」と語っている。一方、米製薬大手ファイザーと独製薬企業ビオンテックは、「オミクロン株」に従来のワクチンが効かない場合、対応するワクチンの供給を100日以内に始める方針だという。両社はオミクロン株へのワクチンの有効性を検証中で、今後2週間で効果の有無を判断するデータが得られる見通しだと説明、ワクチンの改良が必要な場合は6週間以内にワクチンの内容などを再設計し、早期にオミクロン株対応のワクチン生産を目指すという。新型オミクロン株との100日間の戦い、すでにナミビアの外交官によって日本へ上陸してしまったオミクロン株。オミクロン対応の新ワクチンができるまでの100日間の戦いに日本は果たして勝利できるだろうか。