人気お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の蛍原徹と宮迫博之が、コンビを解散すると発表した。解散の原因について、蛍原徹は、宮迫が蛍原に事前相談なしで勝手にスタートさせたユーチューブが原因だったと言及した。宮迫博之は、2019年6月に発覚したヤミ営業問題をきっかけにテレビ局や所属事務所の吉本興業を追放され、その後20年1月に始めたのがユーチューブチャンネルだった。カリスマユーチューバーのヒカルと手を組み、いつの間にかヤミ営業の男から人気ユーチューバーに成り上がった。蛍原とのコンビ解散発表の8月時点で、登録者数は140万人、登録者数100万人超えはチャンネル数の上位1%にランクされる人気ユーチューバーに変身したのだ。ユーチューブだけの広告年収で4000万円、さらに宮迫の動画は、再生回数が多く、スポンサー提供付きの動画が多いため、推定では優に2〜3億円に上る収入があるという。ヤミ営業問題で所属事務所をクビにされ、倫理を重んずるテレビ局からも永久追放の状態で行き場を失った宮迫は、苦肉の策としてユーチューブに打って出て、結果的には多くのファンを獲得して汚名挽回を果たせたと言えそうだ。チャンネル開設当初は再生回数が伸びず、悪評ばかりが目立っていたが、その後もコツコツと創意工夫を重ねながら更新を続けてきたことで、少しずつ風向きが変わり始めて登録者数を順調に獲得してきたユーチューバー宮迫、そのひたむきな努力の成果とテレビ局や吉本興業の鼻を明かしたあらたな活躍の場を得たことに、大きな拍手を送ってあげたい。