ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ホームラン王へ、アッパースイングで独走する大谷翔平。

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100年前、独特の「アッパースイング」で、本塁打を量産し世間をアッと驚かせた野球の神様ベーブ・ルース(⬆上写真右)。すでに、シーズン前半で32号本塁打を放ち、2位と4本差をつけて独走態勢に入ったエンゼルス・大谷選手もベーブ・ルースと同じアッパースイングの打撃フォームが特長だ。大谷翔平のアッパースイングが、どれだけ凄いものなのかを、科学的なアプローチにより動作分析するスポーツ科学の第一人者筑波大准教授で硬式野球部の監督も務める川村卓氏.が、わかりやすく解説している。「大谷選手が本塁打を量産できるアッパースイングは、頭を残す形で下から振り上げるような下半身の使い方をする。背中、お尻、太モモの裏側をしっかり使えないと腰砕けになってしまう打撃フォームだ」。 「一番のポイントは手首を返さないところ。基本的に手首を返すとバットは水平には振れるがボールが上がる形にはならない。さらに、練習と体の強さがないとボールを上がる形で捉えることができない。 人は体の前の筋肉は鍛えられるが、背中、尻、太モモの裏側など後ろの筋肉を鍛えることは難しい。大谷選手が投手で鍛えてきたのがそういうところ。体の後ろ側の筋肉の強さが際立っている」。「(大谷の)今はパワー全盛。メジャーでパワーだけで本塁打を打つ選手が多い中、大谷選手には技術がある。スタンドまで運ぶ技術を持っており、そこにパワーが加わって、他のメジャー強打者とは違う。正直、大谷はメジャーの強打者に匹敵したというレベルではなく、すでに一個上のレベルにいる」。何とも頼もしい川村准教授の分析。大谷選手は野球の神様ベーブ・ルースを超えられるかもしれない。