日本国内に99店舗を展開する、大阪発の複合エンターテインメント空間「Round1」。ゲームセンター、ボウリング、カラオケ、スポッチャなどが楽しめる屋内型のレジャー施設だ。この「Round1」が、2010年にアメリカに初進出⬆して以来アメリカ国内での人気が高く、2018年には25店舗、2021年には46店舗と順調に店舗を増やしている。2025年までに全米で100店舗を展開する予定で、2022年3月期のアメリカ国内での売上はコロナ前の売り上げを超えているという。「Round1」といえば、日本人は「ボウリング」を思い浮かべる人が多いだろうが、アメリカ国内での「Round1」の売上の75%はゲームだという。それも、日本では過去形のゲームになりつつあるクレーンゲームのUFOキャッチャー、ダンスダンスレボリューション、太鼓の達人などが人気だという。ゲームのほかに、米国で人気なのは、大人数で楽しむことができるパーティールーム利用だという。、最も多い利用目的は「子どもの誕生日パーティー」で、部屋の中で壁にリボンを付けたり、風船を膨らませたり、テーブルクロスの色を変えたり。子どもの誕生日を祝うために、アメリカの親達はさまざま趣向を凝らしてバースディパーテイを「Round1」で盛大に祝うそうだ。戦後から今日までエンタメと言えば米国からの輸入が当たり前だったのに、今や日本発のエンタメ「Round1」が、米国人ファミリー達をトリコにしている、時代は大きく変わったようだ。