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「PGF生命」が、今年還暦を迎える1960年生まれの男女を対象に「2020年の還暦人(かんれきびと)調査」をインターネットリサーチで実施し、男女2,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。多くの質問の中で、「自身が今まで過ごしてきた60年間をどのようにとらえているのか」についての 「回答」が特に興味深かった。「自身の“今までの60年”を表す漢字1字は何ですか」と全回答者(男女2,000名)に聞いたところ、1位「楽」、2位「忍」、3位「苦」、4位「幸」、5位「生」だった。男女別にみると、男性回答では1位「忍」、2位「楽」、3位「苦」。その漢字を挙げた理由をみると、「忍」では「耐え忍ぶ人生だったから」「何事も耐えることが肝心だから」など、辛抱強く60年間を生きてきた様子がうかがえる。「楽」では「振り返ると、楽しいことが多かったから」、「苦」では「苦しいことの連続だったから」といった理由が挙げられている。女性回答では1位「楽」、2位「幸」、3位「忍」となった。その漢字を挙げた理由をみると、「楽」では「人生を楽しみながら過ごしてきたから」「楽しい思い出がたくさんあるから」など、これまでの人生を満喫できたという還暦女性が多いことがわかった。「幸」では「苦労はあっても今が幸せだから」、「忍」では「自由に生きられなかったから」といった回答がみられた。これらの回答結果をまとめると、「60年の人生」を女性は「楽しく幸せ」だったと振り返り、男性は「男は辛いよ」と振り返った人が多かったように思われる(笑)