バンタム級世界最強を決めるWBSSトーナメント決勝で井上尚弥に敗れた世界5階級制覇のスーパー王者ノニト・ドネアが、試合を振り返りコメントした。井上について「パワーはありましたが、人々に言われているほどではありませんでした。ただ、スキルは想像以上。そして、タフネスは素晴らしかったと思います」と語り、井上選手の今後について「これから先に階級を上げるのであれば、より難しい旅になるでしょう。ただ、この階級に止まるのであれば、長い間勝ち続けられると思います」と上から目線で予想を語った。5階級制覇のプライドを見せたドネアの井上選手の未来予測は、果たして当たってるのだろうか?そう思ってドネアの経歴を調べてみたら、ドネアは26歳の井上選手の歳に持っていた世界タイトルはIBF世界フライ級王座の1階級のみだった。井上選手は26歳にしてすでに3階級制覇を達成していてドネアの26歳時点とは大違いなのだ。ドネアの2階級目王座獲得は27歳でのWBAスーパーフライ級王座で、28歳で3階級目制覇となるWBC・WBO世界バンタム級王座を獲得。4階級目制覇のWBO世界スーパーバンタム級王座になったのは30歳、そして5階級目制覇が32歳でのWBA世界フェザー級王座の獲得だった。このブログをたびたびツィートしてくれている井上尚弥選手よ、バンタム級にとどまることなく、26歳の若さとパワーでスーパーバンタム級・フェザー級に至る5階級の世界制覇を30歳になるまでにぜひ成し遂げてくれる事をリクエストしたい。