全国高校野球選手権岩手大会決勝で、最速163キロ右腕のプロやメジャーが大注目の大船渡高校・佐々木朗希投手が大方の予想に反してベンチスタートとなり、途中登板の機会もないまま甲子園出場の夢が絶たれてしまった。大船渡高校の32歳の監督はエース佐々木を登板させなかった理由について「私が判断しました。理由としては故障を防ぐためです」とだけ語った。この監督判断についてヤフーが行った緊急ネット調査によると12,556名から回答が得られ、監督采配に「納得できる」が61.3%(7,699票)、「納得できない」が31.9%(4,002票)、「わからない・どちらとも言えない」が6.8%(855票)という結果となった。MLBで活躍する大谷翔平投手の再来とまで騒がれる佐々木朗希投手、その大谷投手が高校3年の夏はどうだったのか?2012年の大会予選で大谷翔平投手は高校野球史上初となる160km/hを記録したが、地方予選の決勝で盛岡大学附属高校 に5失点を喫し、高校最後の夏の「甲子園出場」の夢は今回の佐々木投手と同じように絶たれてしまっている。れいわの怪物を甲子園で「ぜひ見たかった」という高校野球ファンからは、「監督の采配ミス」「勝負に徹しろ」「決勝戦を捨てたのか」「監督して悔いが残らないのか」「チームメイトが可哀想」などと批判の声が次々と挙がっているが、佐々木投手の将来を考え決勝戦に登板させなかった32歳の監督の型破りとも思える「決断」に、61.3%もの人々が「納得できる」と指示した点に、「野球は甲子園がすべてではない」という今時の野球ファンのコモンセンス(常識)が読み取れる。