先日の参議院選挙で大きな話題を呼びながら落選した「れいわ新撰組」代表の山本太郎氏が、落選後にツィツターを更新(⬆上の写真)。「無職、ホームレス、頑張るぞ!」とツィートした。「れいわ新撰組」の立ち上げが3ヶ月前の4月、7月の参院選での街頭演説には山本氏の熱弁目当てに黒山の人だかり、その熱気はSNSを中心に拡散し、支援は日を追うごとに凄まじい勢いで拡大。結果、220万票を獲得し、2議席を獲得する大躍進を見せたのだ。党首である山本氏は落選して「無職・ホームレス」と言いながらも、結党から参院選までのわずか3ヶ月間で熱狂的な彼の支持者達から4億円の寄付金を集めている。たった1人でこれだけ短期間に4億円という巨額の集金力のある政治家は他に見当たらない。落選しても党首としてテレビ討論会に参加できるし、2議席を確保したことで「政党交付金」も受け取れる。「れいわ新撰組」の政党交付金は6,700万円と彼の活動資金は寄附金額4億円とあわせて想像以上に潤沢なのだ。山本太郎をタレント上がりの候補者に過ぎぬとあなどってはいけない。27年前、政権獲得を目指して元熊本県知事だった細川護熙氏が立ち上げた日本新党が2ヶ月後の参議院選挙で360万票を獲得し4議席を獲得、非自民連立政権を樹立し、翌年には首相にまでなったサクセスストーリーが過去にあったのをご存知だろうか。この細川首相が辿ったストウリーに酷似している山本太郎の足跡を見ると、彼が、短期間のうちに首相の座を得ることはあながち不可能な話とは言い切れないだろう。