対アスレチック戦で今季第4号ホームランを放った大谷翔平選手。この試合を中継していた地元TV局「FOXスポーツ」で解説を務めるエンゼルスOBのマーク・グビザ氏が大谷が打席に向かう直前に「ホームランを打つ」と予言して大きな話題となった。グビザ氏は「(大谷は)初球狙いで準備万端です。あそこまで長い打席(前の打者トラウト選手が13球投げさせた)の後ですから、ピッチャーはフィジカル的にも疲弊していますし、メンタル的にも消耗しています。打者として、準備万端ですよ。ショウヘイ・オオタニは初球狙いです。ファストボールである必要はありません。ストライクゾーンに来ればどのボールでも行きます」と予言、大谷選手はその予言どおりに初球をバックスクリーン左へと叩き込んで見せたのだ。試合後のインタビューで大谷選手は「初球を狙ったのか」という質問に「それは(前の打者が)13球もファウルで粘って出塁しているので。ただでさえ、四球の後は初球ストライクが欲しいのが投手心理だと思いますし、あれだけ球を見られたので、一発目からしっかり捉えられたのかなと思います」と「初球狙い」だったことを認めている。大谷選手の今シーズンのホームランは2・3・4号が「初球狙い」のホームランだ。MLB通算132勝のレジェンド・グビザ氏と同様に「投手心理」を読みとれる2刀流大谷選手ならではの4号ホームランだったと言えるだろう。