ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

初球は「ツーシーム」と見破った大谷投手の同点2ラン。

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エンゼルスの大谷翔平(26)が10日アスレチックス戦に「5番・DH」で先発出場し、6回の第4打席で同点2ランを放つなど4打数2安打2打点の活躍で勝利に貢献、チームの連敗を3で止める活躍を見せた。中でも大谷らしさが光ったのは6回に放った同点2ランのシーンだ⬆。ランナー1塁の場面で迎えた打席、大谷は「一塁にランナーがいたので、ゲッツーを考えながら(ピッチャーは初球を)投げる。キャッチャーもそうだと思いますけど、ピッチャーもそういう頭の中で(投げてきた)初球から良いスイングができたのは良かったと思います」 と語った。つまり、打者であるのと同時に投手でもある大谷らしく相手ピッチャーの心理を読んでいたのだ。つまり、この場面では打者にゴロを打たせてゲッツーを取るためのボールを選択するはず、大谷の経験からゴロを打たせやすいツーシームを投げてくるに違いないと読んだのだ。そして初球、トリビノ投手は大谷の狙い通りにツーシームを投げ込んできた。打者の手元で動くツーシームに芯を外されることなく、ボールの軌道に合わせたスイングで本塁打に仕留めてみせた大谷選手。「打ったのは速いツーシームですかね。打った瞬間、入るなとは思いました」と試合後に狙い通りのボールだったと語っている。メジャー2年間で大谷選手の「初球打ち」の打率は4割3分3厘、相手投手が、初球にどんな球種を投げてくるかを見透かせる2刀流大谷選手ならではの初球打ちホームラン、さらなる名場面をこれからもぜひ見せて欲しいものだ。