ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「錦織のグランドスラム制覇はムリ」世界で7番目だから、とナダル。

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テニスの全仏オープン男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第7シードの錦織圭を6-1, 6-1, 6-3のストレートで破りベスト4に進出した。この日、わずか1時間51分で錦織に簡単に勝利したナダルは、3日連続で試合に臨んだ錦織について「彼(錦織)は、いつもより疲れていたはず。それは間違いない。僕は2日前にストレートで勝って、圭は僕よりも長い時間プレーしている。それは事実」と語った。さらに「彼はいつも素晴らしいプレーをする選手。5年前、全米の決勝を戦った。多くのいい選手たちをいつも破っているし、今大会でも強い選手たちに勝ってきた。彼は世界7位、つまり現在世界で7番目に危険な選手ということだろう」と錦織選手を評したのだ。ナダルが言いたかったのは「錦織は時々強い選手を破ったりはするが世界ランクでは7位の選手にすぎない、危険度でも7番目に過ぎない」ということのように思われる。「ベスト8への進出までに錦織は疲れ切っていたけど、自分(ナダル)は、2日前にストレートで勝って疲れていない」というその前の発言の中にも、錦織がベスト8に進出するまでに体力を消耗しきってしまった事への「ゲーム運びの拙さ」についての指摘が読み取れる。ナダルが錦織に対して「世界7位の選手にすぎない」と押してしまった烙印、錦織は果たして、ナダルのこのコトバに奮起してグランドスラム制覇を成し遂げる日はやってくるのだろうか。