ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

甲子園球児の「サイン盗み」注意のみは甘過ぎる、アウトにすべきだ。

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第91回選抜高校野球大会が行われている甲子園球場で、習志野高校(千葉)が優勝候補の星稜高校(石川)に勝利を収め初のベスト8入りを決めた。しかしこの試合終了後に負けた星稜高校の林和成監督(43)が習志野高校の部屋に乗り込み、習志野高校の小林徹監督(56)に向かって習志野が「サイン盗み」をしていたと猛抗議。「フェアじゃない。証拠はありますよ。映像ここで見せてもいいんですよ」と言い放って高校野球の試合とは思えぬ修羅場を演じたのだ。しかし甲子園球児の「サイン盗み」はこれだけではない。4日前の1回戦の明豊高校(大分)と横浜高校(神奈川)の試合でも、明豊の二塁走者がピッチャーの投球直前にヘルメットを触るなどして、あたかも横浜バッテリーのサインを味方打者に伝達しているかのような動きをした。これを見た球審が、二塁走者の方に歩み寄り、口頭で注意するという場面があったばかりだ。こうした「サイン盗み」の行為は高校野球では禁止されているはずなのに、春・夏の甲子園での全国大会の試合では毎年のように「サイン盗み」が横行している。今回、星稜高校の監督による猛抗議によって高校球児の「サイン盗み」問題が俄然クローズアップされた形だが、こうした行為が後をたたないのは球審による「口頭注意」だけで事を済ませているからだ。フェアプレイ重視の高校野球なら「サイン盗み」のポーズをしただけで2塁走者はピッチャーのボーク判定と同じようにアウトとする新たな規則を作るべきだろう。高野連が、「疑わしきは罰する」という厳しい姿勢で臨まなければ「サイン盗み」はこれからも決して後を絶たないだろう。