ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

エッ本当?歯槽膿漏菌が老人のボケを引き起こす一因だと疑われる。

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歯槽膿漏の初期症状である歯周病に罹るのは20代で70パーセント、30代〜50代で80パーセント、60代で90パーセントとほとんどの人が逃れられない歯肉の病気といっていいだろう。年齢とともに歯が衰えてゆくのはやむを得ないことだとあきらめがちだが、つい最近、アメリカで口腔内の歯周病菌とアルツハイマー病とのつながりを示す研究結果が発表されたというから驚きだ。米ルイビル大学のヤン・ポテンパ博士らの研究チームは、2019年1月23日、オープンアクセスジャーナル「サイエンス・アドバンシーズ」に、「慢性歯周炎の原因細菌である「ポルフィロモナス・ジンジバリス菌」がアルツハイマー病患者の脳内で確認された」との研究論文を発表したのだ。この研究結果によると、脳内で「歯周病菌」が産生する毒性プロテアーゼ「ジンジパイン」が確認されており、そのレベルは、アルツハイマー病と関連のある「タウ・タンパク質」や「ユビキチン」との相関が認められるという。これらの結果について研究チームのボテンバ博士は「ポルフィロモナス・ジンジバリス菌」とアルツハイマー病の病因とのつながりを示すものだ、と評価する一方、「因果関係を裏付ける証拠としては今後、さらなる研究が必要だ、とも語っている。歯の衰えと共にボケも始まるという因果関係をはっきりと裏付けるかのような今回の研究成果、「歯周病菌」が脳内に入り込まないように歯の衛生管理を日頃から徹底することの重要性をあらためて痛感させられたニュースだった。