ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

マイケル・ジャクソンも受けた父親からの「虐待」、日本は米国より多い。

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毎日のように幼い子供への虐待事件が起きている日本。とりわけ父親による虐待の死亡事故が頻発している。では海外の国々での児童虐待による死亡件数はどうだろうか。子供10万人あたりの虐待による死亡者数を見るとフランスでは1.4人、日本では1人、イギリスは0.9人だがアメリカでは何と2.4人と日本の2倍以上で世界一だ。あのキング・オブ・ポップと呼ばれ、数々の伝説を作ったマイケル・ジャクソンも、子どもの頃父親のジョセフ・ジャクソン(⬆上写真右側)から毎日のように激しい暴力を受けていた。あまりにもひどい身体的虐待が続いたため、マイケル少年は父の姿を見ただけで嘔吐してしまうほど精神が蝕まれていたといわれている。そのマイケルがどれだけ父を憎んでいたかは、彼の死後明白になった。2009年に急死した後に公開された遺言書に父の名はなく、最愛の母と3人の子どもたち、そして自身の財産を管理するために設立した財団「マイケル・ジャクソン・ファミリー・トラスト」に委ねると記載。それを知った父親が「自分にも遺産を渡せ!」と裁判を起こし世間のひんしゅくを買った話は有名だ。ところでアメリカでの幼児虐待は父親によるものは30%母親が70%、日本の場合は父親40%母親60%と父親による虐待がアメリカより多いという意外な現実。子供が死に至る危険性の高い父親の虐待をどう未然に防ぐべきか、日本では母親の虐待対策が中心だが、いまその最前線に立つ「児童相談所」では「父親による虐待対策」こそが緊急の課題ではないだろうか。