サッカーアジア杯、2大会ぶり5度目の優勝を目指した日本は、決勝の舞台でカタールに「前半戦」わずか27分で2得点されほぼ勝敗が決着してしまった。敗因はどこにあったのか?テレビでの解説でも繰り返し指摘されていたように「前半戦」の随所で見られた消極的過ぎる日本選手のプレーが大きく勝敗を分けたように思われる。試合後、ベンチで戦況を見ていた乾選手が「前半戦のああいうところで、ベンチメンバーが俺も含めて『あのプレッシャーのかけ方じゃダメ』ってことを気付いていたのに言わなかったのは自分たちのせいって(監督にあとで)言いましたし、監督は逆に同じことを『自分のせいだ』と(試合後に)言っていました」。キャプテンの吉田麻也は「カタールは良い準備をしてきた。僕ら以上にアグレッシブに戦ってきて、前半2失点してしまったことが勝敗を大きく分けてしまった。僕たちが「前半」に受け身になってしまったことが尾を引いてしまったかなと思います」とし、「前半」の戦い方が問題だったと指摘している。今大会のヒーローだった大迫選手も「僕らは前半、もっといいプレーをすべきだったしチーム全体としても上手く行かなかった。悔いが残ります」と答えている。森保監督は「負けたということは相手の方が強かったこと。しっかりとこの試合を分析して我々のチームを分析して、次しっかりとステップアップしていきたいと思います」と反省の弁を述べたが「前半戦」での選手の「鈍い動き」についての「指摘」はなかった。しかし、ピッチ上の吉田選手も大迫選手も口にした「問題のあった前半戦の動き」に同じベンチで見ていた乾選手に試合後指摘されるまでまったく気づかなかった森保監督。「木を見て森を見ず」これから先、日本代表チームの指揮をとる事に少しばかり不安がよぎったのは私だけだろうか(笑)