ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

数字が予言している。オリンピック前にマンション暴落がやってくる。

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2020年の東京オリンピックに向かって、マンションの値上がりが続いている。新築も中古もである。ニッセイ基礎研究所が昨年不動産の専門家200人にアンケートを取ってみたところ、実に95%の専門家がオリンピック前にはマンションの新築も中古も確実に値下げが始まると予測したそうだ。日本の人口が減少に転じたことは誰でも知っている。総務省によれば2013年の空き家率が全体戸数の13%だったものがオリンピックの2020年には21%にまで増えるだろうと予測している。実に5軒に1軒が空き家になる計算だ。現在のマンション市場の好景気を支えているのは中国人の投資家たちと相続税の節税を図ろうとする高所得者層だが、いずれの場合も賃貸して稼ごうという目的がある。こうした賃貸マンションがオリンピックを前に大量にマンション市場に流入してくることは目に見えている。また、総務省の調査でマンション購入の35年ローンが組める30代~40代の層で結婚し所帯を持つ人数がオリンピックの年には現在より25%減少するという予想もある。こうした数字を並べて見ると東京オリンピックの年には、新築・中古そして賃貸マンションまでもが確実に供給過多の時代がやってくる。その結果、かつて無いマンション価値の大暴落が到来することは間違いない。過去に、わかっていながら誰も止めることができなかった日本のバブル現象が、マンションの世界でも起こることが実際のバブル体験者として何となく今の時点で予想がついてしまう。マンションのローン返済を続けている方、これから購入や投資を考えている方は、近づくオリンピックを前に、今こそ冷静な判断と対処が必要だと思われる。