ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「一平はもう友達じゃない」大谷翔平46日前発言のナゾが解けた。

大リーグドジャースが、違法賭博への関与を理由として大谷翔平選手の専属通訳の水原一平氏を解雇したことを発表し、日本中に衝撃が走った。大谷選手は通訳を務める水原一平に「賭博依存症」があることを、1ヶ月半前にはすでに分かっていたようだ。大谷選手がドジャースへの移籍後初めて登場した46日前の2月3日に開催されたドジャースファンフェスタ、司会者が「2人はどのように関係を築いたのか?」と質問すると、大谷選手は舌を出して苦笑し、頭をかきながら少し悩んだような様子を見せ「ここはもうビジネスの関係なので、もう友達ではないですけど...ハハハ!」と笑い声を挟んで「割り切って付き合ってます」と答えたのだ。大谷の「もう友達ではない」 「割り切って付き合ってる」発言をTVで見ていて、あれほど細やかにサポートしてくれている一平に対して冗談半分でも厳し過ぎる発言では、と思ったのは私だけでは無かったはずだ。そして46日後の今日、大谷が「一平はもう友達ではない」と言ったナゾが解けたというわけだ。水原一平は米スポーツ局「ESPN」の取材に応じ、大谷に事実を話したこと、大谷が負債を肩代わりしてくれたことを明かしたが、翌日にこの発言を全面撤回した。自分のスキャンダルに大谷選手を巻き込まないため、最後の「ご奉公」をしたのだろう。

 

韓国メディア、大谷翔平母のくたびれたバッグをズームアップ。

韓国のメディア「ソウル新聞」が、「セレブなのに大谷ファミリーの質素な生活」というタイトルとともに、韓国のドーム球場に息子の試合観戦のために訪れた大谷翔平の母親の姿を掲載した。写真には、母親が手に持った長い間使用してくたびれ果てたバッグがズームアップされている⬆。記事では、「大谷の母カヨコは夫と一塁側の観客席に一緒に座って息子が走る試合を見守った。一般的に(有名人は)スカイボックスと特別室で試合を見るのに彼女はそうではなかった。大谷翔平のLAドジャースとの移籍契約金は10年間合計で7億ドル(1,050億円)だったのに、大谷の家族は、依然として質素な生活をしていることで有名だ。両親は昨年、本家を大々的にリモデリングしたが、この時も「リモデリング金を出す」という息子の提案を全て拒絶した。母は息子が稼ぐお金を管理しながらもパートタイムのアルバイトを続けている。大谷の兄と姉も同じだ。大谷より7歳上の兄リュータは、3000万円のローンを組んでマンションを購入したが、弟に頼らなかった。 2歳上のお姉さんも大谷の紹介で母校野球部関係者と結婚する当時、弟から「結婚プレゼントを大きくしてあげたい」と申し込まれたが、姉はこれを振り払ったという。大谷自身もスポンサー契約しているヒューゴボスから提供される服を着て、運動服と靴はすべてスポンサー契約のニューバランスから提供されるものだけを着用している。大谷翔平の年俸がどれだけ上がっても大谷ファミリーの経済観念はまったく変わらないようだ」。

 

 

400年前、アンコールワットに落書きしたサムライ森本一房。

江戸幕府が鎖国政策を取る直前の寛永9年(1632年)、平戸藩士で加藤清正の重臣森本一久(儀太夫)の次男森本一房は、亡くなった父の菩提を弔い、年老いた母の後生を祈念するために南天竺(現在のカンボジア)にあるとされた祇園精舎「アンコール・ワット」を目指して長崎の平戸港から御朱印船(幕府が公認したアジア各国との交易船)に乗り込み、参拝に訪れた。祇園精舎がインド中部にある仏教寺院で、釈迦が説法を行った場所とわかったのは19世紀に入ってから、17世紀の江戸時代はカンボジアのアンコール・ワットが祇園精舎であると多くの日本人が考えていた。森本は参拝の後、アンコールワットの回廊に次のような「落書き」を記した⬆。「寛永九年正月初めてここに来る、生国は日本、肥州の住人藤原朝臣森本右近太夫一房、御堂を志し数千里の海上を渡り、一念を念じ世々娑婆浮世の思いを清めるために、ここに仏四体を奉るものなり、老母の亡魂、明信大姉の後世のためにこれを書くものなり」。サムライであった森本はアンコールワット遺跡に落書きをするという「蛮行」をなぜ行ったのか。日本から遥か4000km日本人が誰も来たことの無い遠い異国で、これほどまで偉大な仏教遺跡に辿りついたという達成感は計り知れず、自分が確かにここに辿り着いたのだという「証」をどうしても残したくなったからに違いない。21世紀の日本からアンコールワットまでは飛行機で約10時間、森本右近太夫一房が400年前に長い船旅の末にようやく辿り着き「落書き」した墨跡、一度見に行ってみては如何だろう。

バンクシーの負け、切り刻んだ1億円絵画が何と29億円に。

2018年10月5日、英国ロンドンで開催された美術品オークションで、美術界の異端児として知られるバンクシーの版画「ガール・ウィズ・バルーン」(風船と少女)が出品され、104万2000ポンド(約1億5000万円)で落札された。ところが、落札が決まった瞬間、額縁にあらかじめ仕掛けられていたシュレッダーが作動し作品を半分程度断裁してしまった⬆。この作品を落札した女性は、当然キャンセルするかと思われたが「美術史に残る作品を所有することになる、ということに気づいた」と1億5000万円を支払いこの作品を購入した。それから3年後の2021年10月14日、同じオークション会場でこの半分裁断された版画がそのままの形で出品され、入札開始からたった1分程度で世界中からの入札が殺到し予想落札額を軽く越え、最終的に1858万2000ポンド、日本円にすると約29億円の史上最高額で落札されたのだ。シュレッダー事件が起きた際にバンクシーは、「破壊の衝動は創造の衝動でもある」というピカソの名言を引用して犯行声明を出した。投機ゲームとして金が積まれていく絵画オークション・ビジネスへの批判が犯行の動機だった。しかし、3年後の同じオークション会場でバンクシーが裁断したこの作品が何と29億円で落札された。裁断された作品を最初に1億円で購入した女性が「美術史に残る作品を手に入れた」と言ったのは、この世界中が注目する裁断されたままのアート作品はさらに高値で売れるだろうと投機ゲームにうってつけの作品と予想したからだ。バンクシーの美術作品の投機ゲームへの批判から生まれたシュレッダー事件。しかし、結果的にこのゲームは「バンクシーの負け」のように思われる(笑)

野球離れの子供が増えて、高校球児がいなくなるはウソ。

日経電子版が、「高校球児25年後はピークの7割減 次の大谷翔平どう育成」というタイトルで高校球児の急激な減少傾向⬆に警鐘を鳴らした。そういえば、大谷選手が「野球やろうぜ」と国内約20,000校の小学校に約60,000個のジュニア用グローブを寄贈し、子供たちの野球離れを食い止めようと自腹で180億円をポンと出した話は記憶に新しい。野球人気はそんなに衰退しつつあるのだろうか、と人気を2分するサッカーJリーグとの2023年度の1試合当たりの観客動員数を調べてみた。サッカーJ1は平均で17,772人、 プロ野球が平均28,711人 、基本的にJ1が土日週末開催。プロ野球は平日も含めた毎日開催。プロ野球の方が動員数で不利な気がするが、観客動員数ではプロ野球の方がまだ圧倒的に多い。日経電子版が、将来の「子供たちの野球離れ」で挙げた数字は、年々加速する出生数の減少によって球児が不足するという側面もあることも計算に入れるべきだろう。この球児が不足するニュースにSNSの反応、「大谷が贈ったグローブで野球人口爆増中なのでは?」「未だに坊主とかやっとるからや」「すぐ先輩が殴るしね」「他校との合同チームが甲子園に出て来る時代が来るんかな?」「ワイの中学の野球部もサッカー部も他校と合同しなきゃ1チーム作れないらしいから団体スポーツ自体オワコンかもしれんな」。大谷翔平選手がいくら「野球しようぜ」と呼びかけても、「少子化」が激しい日本では将来の「球児不足」を止めることは難しい、と思われる。

 

中国でEV車投げ売り、ハイブリッドのトヨタはニンマリ。

中国で電気自動車(EV)の値下げラッシュが本格化していると、中国メディアの環球時報が伝えている。記事によると、春節(旧正月2月10日)が明けて以降、中国EV最大手の比亜迪BYD)が値下げすると、他社もすぐ追随しメーカー13社が一斉に値下げを発表。値下げ幅は5%~15%で、金額としては数千元から1万元(約20万4000円)が大半だが最大で3万元(約61万2000円)を超えるものもあると報じている。EV車の販売不振はもうひとつの大国アメリカでも顕著で、バイデン政権がEV販売に高い目標を掲げているが、実際にはまるっきり売れておらず、その代わりに売れているのは、日本製のガソリンエンジンとバッテリー併用のハイブリッド車だ。今年1月の米国内でのハイブリッド車の販売台数は11万6711台が登録され、EV車全体での販売台数7万9517台を大幅に上回った。このハイブリッド車の販売台数の53.6%を占めているのが、日本のトヨタ自動車⬆。米ニュースサイト「インサイダー」は、「ハイブリッド車推進に関して、トヨタは常に正しかった。米国自動車の都デトロイトは、トヨタに謝罪する必要がある」という見出しで、「一部の米国人は、自分たちがトヨタを「時代の流れに逆らう反動的な会社」と批判していたことを反省し始めている」と記事にした。この記事を読んだトヨタの豊田会長は、「それ見たことかとニンマリしているに相違ない(笑)

大谷翔平の結婚のキメ手は、媚をうらないアスリートだから。

ドジャース大谷翔平選手が、自身のインスタグラムで初めて妻とのツーショット写真を公開したことで米国メディアでも大きな話題になっている⬆。この画像を見たTVコメンターのデーブ・スペクター氏が、「お二人が自然体で居るのが素晴らしい」と絶賛したが、初公開の大谷夫人は、大谷選手と揃いのナイキのフード付きパーカーにニューバランスのスニーカーというアスリートらしい姿でスーパースターの奥様然としたきらびやかさをまったく感じさせない実に好感が持てるツーショットだ。この写真を見てふと思ったのは大谷選手は、彼女のアスリートらしい「媚をうらない」その態度に特別な女性を感じたのが結婚の決め手になったのでは無かろうか。同じトレーニングジムでの偶然の出会い、初対面の彼女が、スーパースターの前で女性なら誰でもそうするような「媚を売ろうとする態度」がまったく無かったことが、大谷をトリコにしたに相違ない。NBP日ハム時代の大谷選手も、球団が彼に「媚びを売る」女性たちに神経を尖らせていた。当時、人気絶頂だったダルビッシュ有がタレントの紗栄子と“デキ婚”した事もあり、大谷のインタビューには常に球団の人間がそばについてガードし、女子アナの単独取材はもちろん厳禁、プライベートでも合コン禁止など、徹底的な“隔離政策”を取っていた。自分に媚を売ってくる女性達にはもうウンザリ、そう思っていた所に自然体で現れたアスリートの女性、大谷選手が特別な魅力を感じたのは当然の事だったと言えるだろう。