ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大谷翔平、オープン戦たった22打席、開幕は大丈夫なのか?

ドジャースの大谷翔平選手が、オープン戦8試合に出場し、22打数11安打、2本塁打、9打点、打率・500で終了した。デーブ・ロバーツ監督が、大谷選手について「彼は50打席に立てればシーズン開幕へ準備ができると思っている」と語っていたが、わづか22打席しか打席に立っていない。同じドジャースの強打者ベッツは33打席、フリーマンは31打席とオープン戦打席数でいずれも大谷を上回っている。MLBでの過去6年間の大谷選手の成績を見てみると、オープン戦での打席数が多いほどシーズン開幕3、4月のスタートダッシュにつながっている。2022年はオープン戦13試合で34打席しか消化できず、開幕の4月21試合で打率2割4分7厘、4本塁打、11打点に終わったのに対し、昨2023年はオープン戦6試合13打席だが3月のWBC7試合で33打席に立ち、合計46打席をマーク。その結果、3、4月の開幕28試合で打率2割9分4厘、7本塁打、18打点と好成績を残し、2度目のMVPを獲得するためのスタートダッシュに成功している。では、新加入のドジャースで、大谷選手はナゼこんなに少ない打席数でオープン戦を終了してしまったのか。常勝軍団ドジャースでは、40人ロースター枠に加えて、マイナー契約の招待選手、いわゆるノンロースター選手23人が加わり、合計63人がオープン戦に参加。開幕メンバー26人に入ろうとオープン戦で、しのぎを削った結果、大谷選手が打席に立つ数も減ってしまったというわけだ。ともあれ、来週の韓国でのシーズン開幕試合、大谷選手の打棒に注目だ。



アカデミー受賞俳優、「アジア人差別」はオーバー過ぎる。

第96回アカデミー賞で「助演男優賞」に輝いたロバート・ダウニー・Jrが、昨年同賞を受賞し、今回のプレゼンテーターを務めた中国系アメリカ人俳優キー・ホイ・クァンと目を合わせることもなくオスカー像を受け取ったことで「アジア人差別」をしたと批判されている。その場面、名前を呼ばれたロバートは、ステージに上がると両手を広げて「信じられない」という仕草を見せ、クァンから差し出されたオスカー像をそっけなく受け取り、クァンが受賞の知らせが入った封筒を手渡そうとしたがこれも無視、ロバートはそのまま横にいた白人俳優の元に歩み寄って握手を交わした、というのが一部始終だ。この場面、果たしてロバートには「アジア人差別」の明確な意図があったのだろうか。彼は3度目のノミネートでようやく初受賞したことで気が動転し、オスカー像を一刻も早く受け取りたかっただけなのではないだろうか。直後の受賞スピーチでロバートは、「私のひどい子ども時代とアカデミーに感謝します」と言い、映画監督だった父親の影響で8歳の頃から抱えていた薬物依存を克服した過去に言及「うなり声をあげる保護ペットを見つけて、生き返らせてくれた。だから私はここにいる」と妻スーザンに感謝の言葉を贈った。億万長者でありながら、引き取った2匹の捨て猫を溺愛し携帯には愛猫の写真を大量に収めているロバート、彼にアジア人差別の意図がなかった証拠に、オスカー受賞後の舞台裏で、クァンと目線を合わせてがっちり握手する姿(⬆上左)がキャッチされ、2人が抱擁する写真(⬆上右)まで残されている。

 

サラリーマンの会社貢献度たった5%、「だって給料安いもん」。

米調査会社ギャラップの調査で、「自分が勤めている会社にContribute貢献したいと思っている会社員⬆」の割合が、日本企業では2022年でわずか5%にとどまったことが分かった。これは、4年連続の過去最低水準で、海外のサラリーマン平均では前年比2ポイント上昇の23%と、2009年の調査開始以降の最高を更新したのに反比例する形で、日本のサラリーマン  は海外のサラリーマンの約1/5という「やる気」の無さが明らかになり、「失われた30年」の元凶のひとつであったことが浮き彫りになった格好だ。ギャラップの調査担当者は、長年の終身雇用制度が日本の低水準の一因と指摘し「従業員は変化の少ない職場に閉塞感を抱いている一方、会社を辞めることも難しいと感じている」と分析した。この調査結果に対するSNSの反応、「5%しかやる気が出ない給料なのにちゃんと働く奴がいるんだからエライよな」「真面目なんじゃなくて臆病なだけでは?」「日本人はみんな会社嫌いだけど我慢して働いてるんや」「やっただけの報酬貰えんからやろ。そもそも100%で定時までやるより80%で残業した方が稼げるし」「他人が得する事を極度に嫌う国民性だからな、日本人同士集まると、足の引っ張り合いしかしない」「会社への貢献意欲が最低でもちゃんと働いてるんやから真面目なのでは?」「不真面目というより日本人はとにかく何もしないが正しいのだ」。会社への貢献度、タマゴ(社員のヤル気)が先か、ニワトリ(給料UP)が先か、いま日本企業は難しい判断を迫られているようだ。

 

子供を産まない国、日本の人口が、江戸時代に戻りつつある。

出生数が年々減少し、人口も減少に転じているニッポン、世界一の富豪イーロン・マスク氏が2022年5月に「もし何も変わらなければ、日本は消滅するだろう」とX(旧Twitte)に投稿し警告したが、昨年の日本の出生数がわずか75万8631人(速報値)と、統計開始以来の過去最少を更新したことを受け、マスク氏は2024年2月に「日本は消滅するだろう」と再度同じ内容の警告を発する投稿をした。統計データ分析家の本川裕氏は、日本の人口の歴史的な推移と将来予測について分析した結果⬆についてこう語っている。「我が国の人口は、西暦600年より前の飛鳥時代から1300年代前半の鎌倉時代までは500万~600万人で推移し、続く室町時代から戦国時代にかけて1700万人に増加、戦乱のなくなった江戸時代の享保の改革(1736年)の頃には3000万人に達した。その後伸び悩んでいたものの、江戸時代後半から明治維新にかけて経済社会の近代化とともに急激に増え続け、大正・昭和・平成と増加を続け2008年(平成二十年)のピーク時には1億2808万人に達した。しかし、その後は出生率が大きく低下し、海外からの移民もわずかで、人口が減少傾向をたどっている。グラフで見ても急カーブを描きながら下降している⬆。このままのスピードで推移すれば22世紀(2101~2200年)には江戸時代の水準(3000万人)にまで日本の人口は逆戻りしかねないと考えられる」と予測。「バック・ツーザ・エド」、日本はやがて消滅するというマスク氏の警告通りのニッポンの悲劇的な未来予測、あなたはどう思われますか。

中年過ぎると太るワケがわかった、「一次繊毛」が失われるから。

 中年以降、男女を問わずほとんどの人が悩みのタネとしている「中年太り」。 これまで、「中年太り」の原因としては、加齢による全身の代謝低下が原因ではないかとされてきたが、詳しい医学的なメカニズムについてはよく分かっていなかった。そんな中、名古屋大の研究チームがラットを使った実験で、代謝や摂食をつかさどる脳の視床下部にある神経細胞の「一次繊毛(せんもう)」(⬆上図参照)という部位が加齢などで短くなることが原因であることを突き止めた。人間でも同様の仕組みがあるとみられ、この発見が肥満が引き起こす疾患(肥満症)の根本治療につながると期待されている。研究チームは、遺伝子操作で強制的にラットの「一次繊毛」を短くすると、若いラットでも代謝が減り、食事の摂取量が増えて「中年太り」の状態になったという。また、高脂肪食でラットを飼育すると一次繊毛が早く短くなり、「食事を制限」すると逆に一次繊毛が短くなるペースが下がり、一次繊毛が再生してくることも分かったという。こうした実験結果から、研究チームのリーダー中村教授は「食べ過ぎを続けていると、抗肥満の仕組みの一次繊毛が摩耗していく。控えめの食生活、カロリーを摂取し過ぎないことを継続することで、一次繊毛の抗肥満作用を維持したまま加齢していくことができる」と話している。つまり、食事の摂取量が多いと「一次繊毛」がどんどん短くなってゆくことを食べる前に思い出すようにすれば、中年太りにならずに済む、というわけだ。

 

 

世界中の2億人をトリコにした鳥山明氏、海外から哀悼の声。

「彼の漫画は多くのテレビ番組や映画、ゲームにインスパイア(刺激)を与え、代表作であるDr.SLUMPを始め、彼の作品は国境を越えて広く知られ、幅広い世代の漫画家に影響を及ぼした」とNYタイムスが鳥山明氏の訃報を伝えたのを始め、フランスのマクロン大統領はX(旧ツイッター)で異例の日本語追悼文をつづり、世界中が鳥山明氏の死に哀悼の意を表した。累計発行部数が2億6000万部、つまり世界中の2億6000万人が「ドラゴンボール」を読み彼のキャラクターデザインによるゲーム「ドラゴンクエスト」も2億人以上が楽しむなど、鳥山明氏の世界的な「知名度」は日本人としてダントツのナンバーワンだと思われる。彼の作品で育った海外の若者たちの訃報に接してのSNSでの反応、「彼はいくつもの作品を残し、決して死ぬことのないものを創りあげた」「彼は私のヒーローだった。マンガとアニメは、私に巨大な影響を与えた。みんながドラゴンボールに興味があろうとなかろうと、彼がメディア全体を変えたことは間違いない。 真の伝説者に安らぎあれ」 「Akira Toriyamaは、私の人生を変えた。6歳でドラゴンボールを知ってから私の人生は日本中心で回っていた。彼がゲームに与えた影響も膨大で、史上最高のドラゴンクエストのアーティストでもある」。貧しかった生い立ちや高卒という学歴など関係なく、類い稀れなその発想力と表現力で世界を制した鳥山明氏、心からのご冥福を祈りたい。

       
         

 

 



 

 

 

 

 

 

 

「インテル入ってる?」尻馬に乗っかってヒットしたTVCM。

「尻馬に乗る」という古くからの諺がある。他の人が乗っている馬の後ろに便乗して事を行うこと、という意味だが、この尻馬に乗るCMで会社の「知名度」を上げるのに成功したのが世界最大の半導体メーカーのインテルだ。テレビで流されるパソコンメーカー各社のCMの最後に必ず出てくる「インテル入ってる」の決めゼリフ、あなたも何度か目にしているはず。インテル社が製造しているパソコン内部の中央処理装置の部品CPUを購入してくれるのはパソコンメーカー各社だ。なのに、インテルはなぜパソコンユーザーに向けて「インテル入ってる」というCMをうったのか。つまり、この呼びかけを目にしたパソコンユーザーは、自分のパソコンにインテルのCPUが入っているかを確認し、インテルのCPUが入っているパソコンは優秀かもしれないと考えるようになり、パソコンユーザーは次第にインテルのCPUが入っているパソコンを買うようになる。このCMを見たパソコンメーカーも、数あるCPUメーカーから、インテルを選ぶようになり、その結果インテルはパソコン用の半導体CPUの分野で世界一になれたというわけだ。しかし、この「尻馬に乗る」戦略は、当初テレビ局からNGが入った。この尻馬CMを許可してしまうと、『冷蔵庫のCMに、最後の3秒で冷えたビールCMも出せる』など、CMの切り売りに繋がると考えたからだ。しかし『ビールはお店で買えるけど、インテルのCPUは買いに行っても売っていない。この3秒は、いいパソコンですよというインテルのお墨付きを伝えているだけ』というインテル側の説得によってテレビ局からやっとOKが出たのだという。