ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

女優人生78年「ワクワクする気持ち」で赤木春恵さんのギネス記録は生れた。

f:id:gunjix:20181129185509j:plain

名脇役として知られた女優の赤木春恵さんが94歳の天寿を全うした。彼女がこれだけ長い女優人生を送れた理由はどこにあるのだろうか。赤木さんは80歳代の頃にある雑誌のインタビューでその秘密についてこう語っている。「私の若い頃の時代はどうしても美男美女ばかりが作品の主流でした。私もなかなか役に恵まれない時期があったけれど、「女優は3日やったらやめられない」といわれるほどの不思議な魅力の虜になってここまできてしまったのね。この世界は面白いもので、実力があるのに埋もれている人はたくさんいるんです。一所懸命努力しているのに、全く日が当たらないことも少なくありません。その一方で、昨日までまるで無名だった人が、たった一回の演技でパッと鮮やかに輝くこともある。だから「今日はだめでも、明日になればいいことがあるんじゃないか」と、「自分自身がワクワクする気持ち」を大切にするのが大事。その気持ちを持っていたおかげで、私は今まで女優を続けてくることができたのだと思います」。1940年に映画女優としてデビューして以来、78年もの長きに渡って現役女優として活躍を続けてきた赤木春恵さんは2013年88歳になってから脇役ではなく主演女優としての映画初出演を果たし「世界最高齢での映画初主演女優」としてギネス記録に認定されている。赤木さんが言うつねに「自分自身がワクワクする気持ち」を保ち続ける生き方は、演技の世界だけでなく、サラリーマンにとっても参考になる大女優からの「遺言」に違いない。合掌。

 

 

荷物の多い人は貧乏人、お金持ちは手ブラが多いのはナゼなのか。

f:id:gunjix:20181128190836j:plain

外出する時に荷物が多い人は貧乏人が多いという説があるが、その根拠となっているのは一体何なのだろうか?ある航空会社の調査によればビジネスクラスはスペースにゆとりがあるので機内持ち込みの手荷物が多いのかと思えばスペースの狭いエコノミークラスの客のほうが断然手荷物が多いのだという。またキャバクラではお客を品定めするのに手荷物が多いか少ないかでお金持ちかどうかの判断の目安にしているという。お金持ちは手荷物が少なくスマホとキーケースだけで来店というスマートな客まで居るという。では貧乏な人はお金持ちの人達に比べてナゼ手荷物が多くなってしまうのか?それは携帯する荷物が自分が行く先で必要なものか不必要なものかを臨機応変に取捨選択できないからだという。さらに持ち運ぶバッグの中の整理力や管理力が無いため持ち運ぶ荷物の量がいつの間にか増えてしまっているのだという。アメリカのある調査によると貧乏な人で毎朝、その日の目標を掲げる人はたった6%。出勤前にやるべきリストを作る人は20%以下だという。これに反して、富裕層の60%以上の人がその日の目標を掲げ、80%以上の人がやるべきリストを作成していると言う。全てにおいて無計画で何も考えないまま余計なものまでバッグに詰め込み、重い荷物を1日じゅう持ち歩き気づかぬうちに疲労が溜まり、それがストレスとなって思考力まで鈍くなるという貧乏人の負のスパイラル、この悪循環を断ち切ってお金持ちを目指したいなら、思い切って多過ぎる荷物を捨てて手ブラ生活へと自分をリセットする勇気を持てば幸運の女神はきっとやってくるに違いない(笑)

 

矢沢永吉のCM「やっちゃえ日産」はゴーン会長追放の始まりだった。

f:id:gunjix:20181127142627j:plain

日本の自動車メーカーとして輝かしい歴史を持つ日産は、ゴーン会長の裏切りによってフランスの企業にされる恐れがあるという懸念から3年前の2015年矢沢永吉のCM「やっちゃえ日産」をテレビで流した年、日産経営陣はフランス政府に対して「日産の経営に関与しない」という合意を取り付けており、もし日産の経営にフランス側が不当な干渉を行えば日産がルノーの株式を25%以上に買い増しして日本の会社法によりルノーの持つ日産に対する「議決権」を消滅させるという事をすでに確認していた。今回のゴーン日産会長の逮捕を受けてフランスのマスコミは「これは日産(日本人役員)によるクーデターだ」と一斉に報じた。ゴーン逮捕によって日産を日本の企業からフランスの企業へと変えようとしていたフランス政府の思惑が外れ去ったことに対しての恨み節が「日本人によるクーデター」説になったのだ。日産の株式の43.4%を保有し経営への参加権を持つルノー社とルノー社の筆頭株主であるフランス政府が、ゴーン氏の逮捕によってどういう動きを見せるのか戦々恐々する中、日本のマスコミは日本国民に対してフランス側が現在持っている日産への議決権(実際には日産が無効にできる)がある事を強調して「日産危うし」と煽り立てている。今回の事件の発端は、今年3月フランス側(ルノー社&マクロン大統領)がゴーン氏の仲介のもと会社をフランス側へ取り込もうと画策していることに気づいた日産の日本人経営陣が「到底受け入れられない」と不快感を露わにしているという新聞報道が端緒となった。フランス側にクーデターと言われようとも日本企業としてのプライドを保ち、経営にも口を挟ませない仕組みを用意周到に準備していたニッポン人の経営陣、矢沢永吉CM「やっちゃえ日産」を文字通り実践してみせた日本人経営陣による「日本企業を守るためのクーデター」、日本のマスコミはもっと拍手喝采を贈るべきではないのか。

「ポツンと一軒家」住みたくないけどノゾきたい、で高視聴率15%

 

f:id:gunjix:20181126193447j:plain

日本各地の人里離れた場所にポツンと立つ一軒家を訪ねてゆくという極めてシンプルなストウリーのテレビ番組がなぜか高視聴率を上げている。番組が放映されるたびに平均視聴率が15%を超えるというマレに見るヒット番組だ。この番組を制作しているプロデューサーの植田氏はヒットの秘密について「本当に人が住んでいるかわからない山奥の家を訪問する様子は、『大丈夫かな、本当に家はあるのかな?』というドキドキ感があるし、住んでいる方のお話は『そうか…こういう理由で…』と必ず何らかのストーリーがある。テレビ局内でのプレビュー(試写会)でも大盛り上がりで、これはイケると思いましたね」と語っている。番組の評論家からは、ヒットした理由は「何が何でも“ポツンと一軒家”に到達しなければ番組が成立しない。この引くに引けない感=本気度が、画面からも漂ようのが視聴者に受けたからではないか」あるいは「一般人にはなかなか真似出来ない暮らしぶりという新鮮味、メイン視聴者とされるシルバー世代には自分たちに近い高齢者の思いが伝わるのでうるさいバラエティ番組より受け入れやすかったからだ」といった意見があるようだ。普通の暮らしをしている人々が最も恐れているのがひとりぼっちで「孤独」に暮らすこと、その孤独な暮らしを山の中のポツンと一軒家で実際にしている「人物」はどんな人でどんな事情があるのだろうかと興味を抱くのはごく自然な事に思われる。「自分では住みたくないけど、どんな暮らしをしているのかちょっとだけ覗いてみたい」高視聴率を集めた理由は、人々が最も恐れている「孤独」な暮らしについて思いを馳せる番組だから、と言えないだろうか。

 

プリンターのインク商法からくりを暴いた米国人、お陰でインクが安くなる。

f:id:gunjix:20181108004225j:plain

年賀状の季節、いつも頭を悩ますのがプリンターのインク代が3000円〜4000円とバカ高いことだろう。プリンター本体は5000円〜6000円と安い設定なのになぜインク代がこんなにも高いのか。3年前、アメリカの美術業者が「残量1%」の表示の出たカートリッジを取り出してインクの残量を計ってみたら出るわ出るわで20%もインク残量があったのをYoutubeで公開したため(上の写真)、プリンターメーカーの「インクで儲ける商法」に対しての風当たりが俄然強くなった。遅まきながら日本でもインク代の高さに不満を持つ人々が年賀状の代わりにメールやSNSで済ませる事態にプリンターメーカーが慌てふためき「インク商法」を辞めると言い出している。先陣を切ったブラザー工業は『プリンターは安くインクは高く』というビジネスはもう成立しない」とインク容量が従来の10倍〜16倍という大容量で1年以上カートリッジの交換が不要というプリンターを年賀状印刷に向けて発売した。しかし、年賀状の市場規模は2006年の44.6億枚をピークにして2018年にはその半分近い25.8億枚まで急激に落ち込んできている。年賀状を自分でプリントして楽しみたい人達の足を長い間引っ張ってきた「高いインク代」を今さら各メーカーが辞めたからといって果たして年賀状の数がプラスに転じるかと言えばそうではないだろう。キャノンやエプソンなどプリンターメーカーが長い間続けてきたあざとい「インク商法」にいよいよ「報い(跳ね返り)」の時がやってきたと言えるのではないだろうか(笑)

浮かれてイイのか?大阪万博、'70年万博の後に来た不景気を忘れてる。

f:id:gunjix:20181124214324j:plain

2度目の開催となる大阪万博が決定した。2025年5月~11月の7ヶ月間にわたって開催予定で大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」が会場となり、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だという。テレビは新聞号外の市民への手渡しの様子や大阪市民が喜ぶ姿を繰り返し中継していたが万博開催は果たして大阪の景気を良くするイベントになるのだろうか。48年前の第1回大阪万博では万博史上最高の来場者数6400万人という空前とも言える来場者数を記録した。今回2度目の大阪万博では少なく見積って2800万人の来場者数を目標にしているという。前回の万博の来場者数の半分以下の数字目標だ。それというのも'80年代以降、東京ディズニーランドや長崎のハウステンボス、大阪のユニバーサルスタジオなど日本中の至る所に大型のレジャー施設が誕生している中で、万博というイベントに人々の関心がどれだけ集まるのか予測が難しいからだ。会場となる人工島「夢洲」は大阪の「負の遺産」ともいわれ、当初は大阪が招致を試みた2008年の夏季オリンピックの会場候補地とされたが、これに敗れて万博招致に切り替えたといういわく付きの場所であり、万博終了後にはこの島にカジノを誘致する計画があるという。そして忘れてならないのが万博が仮に成功したとしても'70年大阪万博が成功裡に終わった後に来た長い不景気だ。国内有数の集積を誇った大阪の繊維産業が斜陽化し、商社や銀行をはじめ名だたる大企業が本社を東京に移す動きが相次ぐようになり、大阪の地盤沈下が急速に進行した万博後の惨状を思い出すべきだろう。オリンピック招致に失敗したから代わりに万博招致、その後にはカジノ誘致という次々と安易な発想を繰り返す先に、大阪の輝く未来は果たしてあるのだろうか。まさにいま「未来都市構想」の正念場の時が万博と一緒に大阪にやってきている、と言えるだろう。

ゴーン日産会長逮捕で「正義の国ニッポン」にフランス国民はメルシー!

f:id:gunjix:20181124012456j:plain

フランスルノー社からやってきた日産の救世主カルロス・ゴーン氏が逮捕された事件、フランス国民はどう受け取っただろうか。このニュースを知ってフランスのSNS上には「フランスだったら逮捕はなかった」と大企業の社長であっても正義を貫いた日本の司法に驚きの声が次々に上がっている。「ブラボー日本。少なくとも彼らは悪党を見逃さなかった。日本はさすがだ。これがフランスだったら逮捕まで行ったただろうか?」「こんな不正があっても俺たちの大統領は何も言わない」「そりゃあそうだ。逮捕されたのは大金持ちで彼の友人なんだから」「日本はフランスじゃない。ちゃんと彼を刑務所送りにしてくれるさ」「この国では大企業の社長なら逮捕されません(日本は)日出ずる国だからな。徹底してるのさ」「日本社会の成熟度は俺たちよりはるかに上だ!」「フランスにいたら何とかして助かろうとするはずだから日本はよくやった!」「フランスだとアンタッチャブルな存在で逮捕出来なかっただろうし、日本はやっぱり違う文化なんだね」「カルロス・ゴーンさんには一切同情しない、自分たちのリーダーだからと言って守ることをせず、捜査に協力したニッサンに本当に感銘を受けたよ」この逮捕は日本じゃなきゃあり得なかったと思うわフランスとは違って、日本では大物相手にも正義が貫かれるらしい」日本では金持ちだろうがお偉いさんのお気に入りだろうが、法律に抵触する行為をすればちゃんと逮捕されるフランスとは正反対と言っていい ゴーンさんはフランスにいなくて残念だったな「フランスは日本を模範として、ちゃんと正義を貫くべきだ。日本がフランスに正義のあるべき姿を教えてくれた。フランス人として感謝します、メルシー!」 我々日本人にとっては何とも面映いフランス国民の日本に対する畏敬の眼差しに、思わず「メルシー」と応えたくなりませんか(笑)