ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

井上の残酷な一撃、ネリはダンシングフラワーのように崩れ落ちた。

スーパーバンタム級4団体統一王者井上尚弥が1Rでプロ27戦目で初めてのダウンを奪われながらも2R・5R・6R計3度のダウンを奪ってルイス・ネリに6RTKO勝ち、27戦27勝(24KO)無敗とした。米国最古のスポーツ専門紙「The  Sporting News」のウェブサイトは、6Rの井上のKOシーンを 「ロープを背にしたネリは、まるでダンシングフラワーのようにロープに体をバウンドさせながらマットへと崩れ落ちた」と表現した。身をくねらせて踊るひまわりのオモチャに例えられたネリのKOシーン。ロープ際にネリを追い込んだ井上が、右アッパーを叩き込んでグラつかせ直後に狙いすました右フックを一閃。あまりの衝撃にネリはロープに首を打ち付けながらマットに崩れ落ちたのだ。目は潤んでいるようにも見え、思わず口からマウスピースを吐き出した⬆。1Rにネリの左フックでプロ入り27戦目で初めてダウンした井上尚弥は、試合後「サプライズいかがでしたか?」と戯けてみせたが、試合は井上の一方的な攻撃で終始していた事が、ボクシングデータベースサイト『CompuBox』の数字を見れば良く分かる。この試合で、井上は計239発中107発をヒットさせ(ヒット率44.8%)。対するネリは計194発中54発のヒット(ヒット率27.8%)。ジャブは井上が45/112発(ヒット率40.2%)、ネリが20/70発(ヒット率28.6%)、強打は井上が62/127発(ヒット率48.8%)、ネリが34/124発(ヒット率27.4%)と数字で見てもモンスター井上のヒット率がネリに比べて圧倒的だったことが良く分かる。