ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「1発目で相手の弱気が見えた」井上尚弥、余裕のKO。

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ボクシング・WBA・IBF統一バンタム級タイトルマッチで、統一王者の井上尚弥(28)が挑戦者のIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28)を3回2分45秒KOで破り、WBA王座5度目、IBF王座3度目の防衛に成功。戦績を21勝(18KO)無敗とした。164.5cmの井上選手より長身170cmサウスポーのダスマリナスだが、井上はまったく苦にせず、初回から足を使って右ジャブを繰り出す相手に左フックを合わせるなど1ラウンドから優位に試合を展開した。1Rに素早いコンビネーションから左フックで相手をひるませた場面があり、試合後「あの瞬間に読めました。一発合わせた段階で、相手の弱気な姿勢も見えた。こんなもんかという感じはありました」と振り返っている。「1ラウンドで相手の実力、出方をみて、相手次第ですが、いけるかなと確信を持てました」と1Rで読み取れたKOへのシナリオについて語ったのだ。2回には右アッパーからの左ボディーでぐらつかせ、連打を浴びせて1回目のダウンを奪い、3回に入るとさらにプレッシャーを強め、相手が嫌がる左ボディーを中心に攻勢にでる。そして連打からの強烈な左ボディーで2度目のダウンを奪い、立ち上がった相手に襲いかかると、左フック・左ボディで3度目のダウンを奪い勝負を決めた。「1発合わせた段階で相手の弱気な姿勢が見えた」という勝負カンの良さは、さすが「モンスター」である。