ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「わかってます、出来ないんですよ」大谷翔平今季1号ホームラン。

ドジャース・大谷翔平選手が、今季9試合目、41打席目にして待望の初HRを放った⬆。「焦る気持ちを我慢しながら自分のスイングをしようと努めてきたので、何とか1本出てよかったなと思います」と大谷選手は安堵の表情を見せた。Youtubeで様々な角度から撮られた大谷選手の打った瞬間の映像を見ると、3−1のカウントでも力まず「自然体」の構えでボールを捉えたことが良く分かる。焦る気持ちを我慢していたという言葉に、2017年の日ハム時代の怒りの言葉が思い出される。右足首を故障した状態でのピッチング練習で、投球の際に軸足の右足が蹴れずに上体が浮いてしまい、体重が前に乗らない状態が続いていた大谷選手。コーチから「前に入っていく動きを出そう、その方が前に力が伝わると思うよ」と言われた途端「分かっていますよ!だけど、できないんですよ!」と珍しく声を荒げたのだ。分かっていても出来ない、かつて、大谷選手は「「自分らしくあること、自分の本能に忠実であることの重要性を、常々理解しています。そのおかげで、試合でも人生でもここまで来ることが出来たんだと思います」と語っていたが、「自分のスイングをしようと努めてきた」つまり自分らしくあり続けることで、長いスランプを脱出する事が出来た大谷選手、その己を信じる強さこそがスーパースターの証なのかも知れない。