ドジャース大谷翔平選手が、専属通訳水原一平氏の違法賭博問題について会見を行った。大谷選手は、違法賭博への関与を全面否定し口座からの送金も知らなかったとし、水原氏がウソをついたことはショックだったと語った。しかし、米国メディアの多くは、「大谷が自分の銀行口座から総額400万ドル(6億円)以上の送金があったことを知らなかった、という説明は受け入れがたい』と報じた。この違法賭博問題の今後の争点は、まさに「送金を水原一平が勝手にやったかどうか」であり、大谷選手の指示で送金したとなれば大谷が賭博に関わったと見なされる恐れが出てくるのだ。そんな中、米国のスポーツメディア『アウトキック』が、水原氏が大谷に知られることなく口座から送金することは可能だと分析、記事では「大谷にとって水原は通訳以上の存在だった。彼は大谷にとって友人であり、腹心であり、アドバイザーであり、右腕だった。大谷が英語を十分に理解できないため、彼に代わって銀行口座やパスワード、その他極めて機密性の高い個人の金融情報にアクセスしていた可能性はほぼ間違いない。一平が請求書の支払いをしたり、クレジットカードにアクセスしたり、大谷のために金銭的な大きな取引を行ったりした可能性は十分にある」と報じている。確かに、大谷翔平は英語を十分に理解できない、この事実こそが大谷の身の「潔白」を証明できる唯一の方法だろう。ドジャースと大谷の弁護団は口裏を合わせてこの「大谷は英語が使えない、だから水原一平を雇っていた」のを理由に「送金疑惑」から逃げ切ることを目論んでいるように思われる。