ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アメリカ人、靴のまま家に入るのは「非常識」になった。

欧米では当たり前の靴をはいたまま家の中に入る「土足文化」、温暖な気候の日本より寒い地域に位置する欧米の国々では、足を保温するために家の中でも靴を履いたままの習慣が根付いたとされる。ところが、世界的なコロナパンデミックを契機に、欧米でも日本と同じように玄関先で靴を脱いでから家に入る人々が急激に増えたという。今年5月に行われた米CBSニュースの世論調査によれば、自宅で靴を脱ぐと答えた人は63%で、ほぼ3人に2人のアメリカ人が、自宅でのリラックスタイムには靴を履かずに過ごしていることが分かった。特に若い世代ほど靴を脱ぐのが習慣になっているという。しかし、来客にも靴を脱ぐことを求めるというアメリカ人は少数派で、76%が土足のまま迎え入れると回答している。逆に他人の家で靴を脱ぐことを求められた場合、妥当なお願いだと思う人は全体の90%で、抵抗があるとした人は10%しかいなかった。ヨーロッパでも、イタリア人は家ではスリッパを履いており、ラトビアでは土足厳禁だという。オーストラリアの医療チームが10年にわたる家庭内の汚染物質の調査の結果、家の中にはペットの毛や病原体が靴によって外から運ばれることが多く、玄関で靴を脱ぐ習慣は、環境衛生の観点から必要なことだと警告している。欧米人が玄関で靴を脱ぐようになったのは、日本の生活習慣をマネたのではなく、衛生上良くないことにやっと気づいたからだと思われる(笑)